【体験レビュー】いわさきホテルの鈴河大滝|片道30分の散策路を写真で紹介
『屋久島いわさきホテル』に泊まると案内される、敷地の中の『鈴河大滝(すずこうおおたき)』。
行き方は、いわさきホテル1階ロビーの出口から中庭を抜け、森と畑の間の道を歩いて、最後は急な下り道ですが、片道30分ほどで展望デッキに着きます。

いわさきホテルの滝って何?
どのくらい歩くの?スニーカーで行けるのかな?途中に何があるんだろう?
という方へ向けて。
行くかどうか、靴は何を履くかを決められるように、道の様子を歩いた順に写真でご紹介します。
- ロビーの出口から滝の展望デッキまでの道のり。舗装路から砂利道、最後は急な下り
- 片道の目安の時間と、ランドカー(電動カート)で短くできる区間
- 川沿いと展望デッキ、2つの場所からの滝の見え方の違い
- 『サル出没注意』の看板と、靴・持ち物の備え

一人旅をきっかけに屋久島へ移住し、約13年間暮らしました。「オーセン屋久島」のガイドツアーショップ運営経験と自身の旅行体験をもとに、屋久島旅行に役立つ情報をお届けしています。
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『鈴河大滝』はいわさきホテルの敷地にある、歩いて行く滝
『鈴河大滝(すずこうおおたき)』は、屋久島の南、尾之間にある『屋久島いわさきホテル』の敷地の中の滝です。
車では近づけず、ホテルから歩くか、ランドカーで途中まで行くしかありません。片道30分と最後の下りを歩けるなら、行く価値はあります。

木の間から見える、この白い流れが『鈴河大滝』。
岩をえぐるように水が落ちていて、けっこうな勢い。
屋久島は滝が多くありますが、この『鈴河大滝』は、いわさきホテルに宿泊しないと行きづらいので時間があるならぜひ行ってみてください。(入口がいわさきホテル敷地内のため)
ちなみに、この滝の上流にあるのが秘境の『蛇之口滝(じゃのくちのたき)』。
『蛇之口滝(じゃのくちのたき)』は、尾之間温泉横の入口から、往復4〜5時間のトレッキングコースです。
あの『蛇之口滝』の水が森を下ってここへ来ていると思うと、ちょっと感動です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | いわさきホテルの敷地 |
| 入口 | 1階ロビーの出口 |
| 片道 | 徒歩で約30分 |
| ランドカー | 2名乗り1,100円 |
| 靴 | 登山靴がおすすめ |
| 注意 | サル出没注意あり |
ホテルの案内では片道30分ほど。
写真の時刻を見返すと、ロビーの出口が8時30分、展望デッキが8時51分でした。
私の足で、写真を撮りながら21分なので、ゆっくり歩いて30分と見ておけばよさそうです。
帰りは一度歩いた道で、しかも下り。
さくさく歩いて15分、ゆっくりでも20分ほどでホテルに着きます。ランドカーの料金は公式サイトの数字です。
ロビーの出口から『滝』の看板まで。中庭と舗装された道
最初の10分ほどは、中庭の芝生と、森の中の舗装された道です。歩きやすい区間ですが『サル出没注意』の看板がありました。注意していきましょう。

もしサルが出たら、相手にしないことです。
近づかないで静かにして見守りましょう。
ご存知かと思いますが、食べ物をあげては絶対にダメです。
1階ロビーの出口と『サル出没注意』の看板
スタートは『屋久島いわさきホテル』の1階ロビー。奥のガラス張りのラウンジの横に、中庭へ出る出口があります。

ガラスの向こうに広がるのが中庭の芝生で、よく見ると小さな滝も作ってあります。
ここを通って『鈴河大滝』へ向かいます。

出口を出た所に『サル出没注意』の看板。
屋久島は、少し森に入るとサルに会う確率がぐっと上がります。念のため、食べ物はリュックの中にしまって歩きましょう。
隣の看板は『散策ランドカーのご案内』。
歩かずに行きたい方は、ここで料金と時間を見ておくと安心です。
中庭から振り返る『いわさきホテル』
中庭の芝生を歩いて、ホテルを振り返ってみます。

かなり大きい建物ですね。
中庭を抜けると、まずは舗装された道を歩いていきます。
周りは熱帯系の植物と照葉樹の木々で、まるでジャングルのよう。
いわさきホテルは、屋久島の南側に位置するので、熱帯系の植物も多く育ちます。

落ち葉の散った舗装路が、森の中へ続いていきます。
両側から木の枝が覆いかぶさり、朝の森は空気がひんやり。
歩き出しが気持ちいいです。この辺りは平らで、まだ散歩の気分。

道ばたに大きな葉っぱの植物。照葉樹の間を、どんどん進んでいきます。

扇のように広がった葉の木が頭の上まで伸びて、南の島らしい雰囲気たっぷり!
大きな葉っぱの下をくぐる感じです。
砂利道とサル除けのフェンス。向こうはぽんかん・たんかんの畑
途中から道は砂利道に変わり、両脇にフェンスが現れます。

フェンスの向こう側は、「ぽんかん」や「たんかん」といった柑橘系の畑です。
サル除けのネットがしてあります。
ホテルの敷地に畑があるのは『いわさきホテル』ならでは。
急な登り坂に『滝』の看板
平らだった道が、ここでいきなり急勾配になります。

フェンス沿いのコンクリートの坂を登ります。
本当にここで合っているのかなぁ、とちょっと不安になるところ。
私は方向オンチなので、なおさらです。

『滝』と書かれた看板が立っていました。どうやら合っているようです。
森の砂利道からランドカーの駐車場、滝の入口まで
坂を登りきると、照葉樹の森の砂利道が続きます。
この区間の先に、歩かない人がたどり着く場所と、滝へ降りる入口がありました。
木のトンネルのような砂利道
砂利道は平らで歩きやすく、木が頭の上で重なってトンネルのようです。

この道をどんどん進んでいきます。
途中で人にも、サルにもシカにも会いません。
時々バタバタと鳥が飛んでいくくらいで、森の中はかなり静かです。

道ばたに、根が板のように張り出した大きな木がありました。
根の間にシダが生えていて、南の島の森らしい姿です。

シダが足元まで茂る道。この辺りから分かれ道が出てくるので、看板を見ながら進みます。
『P』の看板はランドカーの駐車場
奥へ進むと、『P』と書かれた駐車場らしき場所が出てきます。

砂利の広場に、青い『P』の看板が立っています。
車で来られる、というわけではなく『いわさきホテル』で貸してくれるランドカー(電動カート)で、ここまで来ることができるのです。

ランドカーで来た人は、ここに止めて、この先を歩くということ。
歩く人も、ここからは同じ道です。
杖がたくさん置かれた滝の入口
そしてその先に、どうやら滝の降り口らしき場所。
木の柵に『おしらせ』の看板と、たくさんの杖が立てかけてあります。

ここから下って滝を見に行くようです。
杖がこれだけ置いてあるということは、この先はそれなりの道ということです。

看板の文字はだいぶ消えていて、横にロープを張った支柱と杖の束が並びます。
一瞬、杖を持っていこうかなと思ったんですけど、ロープもあるし、自分の足で歩くことに。

杖がこんなに置いてあるのは、普段着とスニーカーでふらっと来る宿泊客が多いからでは。
杖なしでも降りられますが、ロープをつかむ場面は何度もあります。
石積みの階段を下りて、川沿いと展望デッキへ
ここからが本番です。
石積みの急な階段を、ロープをつかみながら降りていきます。
下りきると道は2つに分かれ、滝の見え方がまるで違いました。
急な石段とむき出しの根っこ。登山靴が正解
歩き始めると、いきなり石積みの階段が出てきました。かなり急な勾配で、道も一気に狭くなります。

石積みの階段は少し濡れていて、スニーカーだとちょっと滑るかもしれません。
濡れた石段とむき出しの根に、正直ちょっとヒヤヒヤ。
今回はしっかり登山靴を履いてきたので安心です。
木の根がむき出しになった道を、ロープを頼りに一歩ずつ降ります。

左側はもう川で、大きな滝の音が聞こえてきます。
滑り落ちたら大変なので、ロープをつかみながら、慎重に慎重に降りました。最後まで気が抜けませんでした。
『展望デッキ』の看板。まずは下の道で川沿いへ
降りきると、『展望デッキ』と書かれた看板のある分かれ道に出ます。
矢印の先が展望デッキ、下へ続くのが川沿いの道です。

『展望デッキ』の看板の下を、石の道が下へ続いています。
まずは下の道へ行ってみることにしました。

岩の間を白い水が勢いよく流れる沢が、目の前に出てきます。下の道を行くと、こうして川沿いまで出ることができます。

川の奥、岩の間に隠れているのがどうやら『鈴河大滝』。
ここからはしっかり見えないので、一度引き返して、今度は展望デッキの方へ向かいます。
展望デッキの直前は足場のない狭い道
展望デッキへの道も油断できません。直前はかなり狭い道で、足場が全然ないです。

木の杭とロープの先は、岩と根の上の狭い足場。
うーん、ここからはスニーカーでは厳しい感じでしょうか。ちょっと滑りそうです。

そして展望デッキに到着!木の板のデッキが崖の上に張り出していて、落ち葉が積もっていました。
展望デッキから見た『鈴河大滝』
デッキの正面、木の間から『鈴河大滝』が見えました。
川沿いからは隠れていた滝つぼまで、ここなら見下ろせるかも、と期待して前へ進みます。

手すりの向こう、奥に白い筋。岩の壁を一気に落ちる『鈴河大滝』です。
滝までは結構遠いので、水しぶきや風は届きません。
木が前にかぶるので写真だとこぢんまり見えますが、実物は音も水量もかなりの迫力があります。

滝の下には滝つぼが見えます。さっき川沿いから見えなかった部分が、ここからはよく分かります。
見られて大満足です。

アップにするとこんな感じで見えていました。岩をえぐって落ちる、けっこう勢いのある滝です。
前日の雨で水量が多かったので、迫力が満点。ちょっと『トローキの滝』っぽいかも。

次に行くなら、もう少し滝の近くまで降りてみたいです。今回は水量が多くて、川沿いの先へ進めませんでした。
『鈴河大滝』を歩いて分かったこと。帰りは看板に沿って
滝も見られて満足したので、同じ道を帰ります。
帰り道は分かれ道が結構あって、道もゼンゼン覚えていない笑 ので、『滝』の看板に沿って迷わないように歩きました。

帰り道にも『滝』の看板。
滝つぼの入口までの距離と、カートと徒歩の時間が書いてあります。
私もこの看板に沿って歩いて、ホテルへ無事に到着できました。
- コツ: 登山靴か滑りにくい靴で。最後の下りは濡れた石と根っこ
- コツ: 食べ物はリュックの中へ。出口に『サル出没注意』の看板
- コツ: 分かれ道は『滝』の看板に沿って。帰りも同じ
- 向く人: 泊まった朝に、静かな森を30分ほど歩きたい人
- 向く人: 車では行けない滝を見たい人
- 向かない人: サンダルやヒールしかない人。入口まで歩いて引き返すならOK
いかがでしたでしょうか。
『いわさきホテル』の敷地の『鈴河大滝』は、中庭から森と畑の道を抜けて行く滝。
最後は石段とロープで降りる、小さな冒険のようなコースです。
近くのデッキまで行くなら、登山靴でのぞむのがおすすめ。
朝早く起きれば、朝食の前に往復するのもいいかも。
ただ道は迷いやすいので、看板を確かめながら慎重に行きましょう!



ホテルの部屋や温泉、行き方は、宿泊レビューの記事にまとめています。
屋久島のほかの滝と比べたい方は、滝まとめの記事もどうぞ。
























