
なんで『ダイナミックパッケージ』のツアーがおすすめなの?
おすすめツアーにすると、どんなメリットがあるのかな?
という方へ向けてのご紹介です。
屋久島への旅行は、『ダイナミックパッケージ』の『現地をフリー』にしたツアーがおすすめです。
でもどんなところが、どんなふうにお勧めなのでしょう?
ということで、こちらでは屋久島旅行におすすめの『ダイナミックパッケージのツアー』とその『旅行会社3社』を詳しくご紹介します。



ツキシマアサコ
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。10歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
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『ダイナミックパッケージ』ってなに?



ところで、そもそも『ダイナミックパッケージ』ってどんなツアーを指すのでしょう?
『ダイナミックパッケージ』とは、『飛行機』と『宿』をシンプルに組み合わせただけの『パッケージツアー』のことです。
ですので、現地はフリーとなります。
『JAL便』or『ANA便』利用のみになりますが、『じゃらん』や『楽天』など、各旅行会社で取り扱いがあります。
出発空港や飛行機の時間を自由に選ぶことができ、宿は、『各旅行会社の取り扱うラインナップ』から選択します。
これらを自由に組み合わせてツアーにできる点が最大の特徴です。
飛行機(JAL/ANA)と宿を、自分で選んべるツアーのこと。
- 出発空港を自由に選べる。→普通のパッケージツアーは決まった空港からのみ。
- 宿は、申し込む旅行会社が取り扱う沢山のラインナップから選べる。→普通のパッケージツアーは選べる宿が少ない。
『ダイナミックパッケージ』のメリット



少人数制ツアーなら好きなところで立ち止まって撮影も
では、このダイナミックパッケージツアーにすると、どんな良いことがあるのでしょうか?
屋久島旅行ならではの視点で考えると、4つのメリットがあります。
- 多くの場合お値打ち&時短
- 屋久島直行便に多い、遅延・欠航にもキャンセル対応可能
- 現地でのアクティビティをもっと自由に選べる
- 体力温存のためなら飛行機の移動が有効
1、多くの場合お値打ち&時短
例えば1つ目は、飛行機利用で移動時間を短縮でき、さらに乗り継ぎが快適という点。
もし高速船を利用した場合、乗り継ぎと移動時間で、飛行機移動に比べ『片道プラス4時間以上』かかります。
(※鹿児島空港と港が離れているため。どのエリアから屋久島へ行く方にも当てはまります。)
それだけでなく、屋久島へは、飛行機と宿を組み合わせて『ダイナミックパッケージ』ツアーにすれば、多くの場合お値打ちになります。
さらに予約時は、乗り継ぎ時間の計算などは、希望の出発便を選択すれば、手間や間違いを省けて便利。時短にもなります。
2、屋久島直行便に多い、遅延・欠航にもキャンセル対応可能
2つ目は、屋久島の直行便は、欠航することが多いこと。
(※地形の関係で、屋久島周辺は風が強くなりやすく、雲ができやすいため。ですので、飛行機だけでなく船も欠航しやすいのです。)
その辺の対応もこちらでご紹介するツアーを選べば、リスクを最小限で抑えることができます。
なぜなら、JAL利用ダイナミックパッケージは、欠航したとき別便への対応があったり、キャンセル対応がよいからです。
3、現地でのアクティビティをもっと自由に選べる
3つ目、屋久島の滞在中にするトレッキングやその他のアクティビティを、自由に選べる点。
パックツアーは、決められたツアーへ大人数で参加します。
屋久島は現地のアクティビティガイドツアーが、日本一盛んなところ。
せっかく屋久島へ行くのなら、自分の歩くペースに配慮してもらえて、細やかなサービスを受けられる『少人数制現地ガイドツアー』で、屋久島の自然を満喫するのがおすすめです。
4、移動時間の体力温存のためなら飛行機利用が有効
4つ目は、船移動が疲れるので、できるだけ乗り継ぎをスムーズにして、翌日に備えられることです。
屋久島へいらっしゃる多くの方が、樹齢 7,200年 とも言われる『縄文杉』を目指します。
『縄文杉』は1日往復10時間かけてトレッキングしなければ、たどり着けません。
そんなロングトレッキングを成功させる1つのポイントが、前日の移動を疲れないようにすることなんです。
いやというほど、高速船やフェリーを乗り継いで、東京、名古屋を往復している筆者としては、JALでの乗り継ぎが一番疲れにくいと言い切れるからです。
(それでも私はオバハンなので疲れますが ^^;)
『ダイナミックパッケージ』には『JAL便』を選ぼう



ところで、『ダイナミックパッケージ』は『ANA便+宿』と『JAL便+宿』と2タイプあるのですが、屋久島旅行には『JAL便利用』が最適なのはご存知でしょうか?
ということで、『なぜ屋久島へは、JAL便が最適なのか?』その3つの理由をご説明します。
理由❶ 屋久島の直航便はJAL系が運行
屋久島への直航便は、JAL系のJAC(日本エアコミューター)。なので、JAL便利用ツアーがそもそも主流です。
理由❷ 屋久島の直航便(JAC)の遅延、欠航時の対応はJALがよい
屋久島への直航便(JAC)は、遅延、欠航しやすいのが特徴。
JAL便利用(JAL+JAC)なら、遅延、欠航時の対応が可能です。
例えば、JACが遅延していたら、羽田などの出発空港で、搭乗手続きと同時に情報を得られ、便の変更も可能です。(空席がある場合。)
理由❸直航便への乗り継ぎが便利
JALからJACへは空港での乗り継ぎが簡単で便利です。さらに、JACの鹿児島→屋久島のフライト時間は35分と最短。
ちなみにLCCは、JACへの乗り継ぎする場合、一旦荷物を受け取り、もう一度最初から保安検査場を通過する必要があります。
鹿児島空港から屋久島への高速船は、空港からバスに54分乗り、港への移動が必要。高速船での『鹿児島から屋久島まで』の乗船時間は、2時間30分ほどです。
以上のような理由から、屋久島へは、JAL利用がおすすめなのです。
JAL利用ツアーは高くない?



でも、『JALがいいのは分かったけど、高くない?』とお値段のことを気にする方もいらっしゃると思います。
ですが
一番格安だと思われる『LCC+フェリー』の利用時との差額はなんと10,000円以下です。(※季節と出発地で変動あり。)
差額が10,000円程度なら、屋久島旅行の場合は、荒天時のリスクを最小限にし、移動時間を短縮した方がメリットが高いといえます。
差額の根拠である詳細については、屋久島へ【LCC+フェリー】vs【JAL楽パック】なんで差額がこれだけ?でご紹介していますので、内訳を知りたい方は参考にしてみてください。
屋久島旅行なら この3社の『ダイナミックパッケージ』ツアーが安心



屋久島へアクセスする交通機関は飛行機も船も、遅延欠航しやすいのが特徴。
ですが『JAL便利用』にするだけでは、十分ではありません。
なぜなら、荒天時に事前にツアー全てをキャンセルしたい時などの対応が、旅行会社によって違うからなのです。
ということで、もしもの時のサポート体制がしっかりしていて安心な、こちらの3社の『ダイナミックパッケージ』をご紹介します。
さらに、条件を満たせば、ツアーを事前キャンセルもできるので、荒天で山へ入れない(台風時など)と予想できる場合は、一旦ツアー全てをキャンセルして、別の機会を考えることができます。
全額返金ならそれも可能です。(3社ともほぼ同じ対応。)
3社の『ダイナミックパッケージ』比較



それでは、『JAL』、『楽天トラベル』、『じゃらんパック』の3社の比較をしてみましょう。
3つの主な違いは、『取り扱う宿』と『割引に利用できるポイント』です。
以下の3社の屋久島旅行に大きな違いはありませんので、ご自身にとって最もメリットが高い旅行会社を選べばOKです。
JALダイナミックパッケージ



『JALダイナミックパッケージ』は『希望のJAL便』と、JALが取り扱うラインナップから、宿を選んでつくるツアー。
JALマイルを『eJALポイント』に変換して割引利用できます。宿のラインナップは少なめですが、逆にJALが提携している宿なので安心して選べます。
楽天トラベル



『楽天トラベル』は、『楽天トラベルで取り扱う宿』+『JAL便』の『ダイナミックパッケージ』となります。楽天トラベルは、取り扱う宿のラインナップが屋久島では最多。
宿のグレードを落とせば、お値打ちな『ダイナミックパッケージ』もつくることができます。
割引には、『楽天ポイント』を利用します。もちろん、『楽天トラベル』を利用すれば『楽天ポイント』が貯まりますので、貯まった『楽天ポイント』をお買い物に利用することも。
ラ・クーポンも割引あります。
JALじゃらんパック



『JALじゃらんパック』は『じゃらんで取り扱う宿』+『JAL便』の『ダイナミックパッケージ』となります。
こちらも、『楽天トラベル』に引けを取らないほど、屋久島の宿の取り扱いが豊富です。
『楽天トラベル』と宿のラインナップが随分かぶりますが、逆に『じゃらんパック』しか取り扱いがないということも。
割引できるポイントは、「じゃらん限定ポイント」・「Pontaポイント」・「リクルートポイント」・「リクルート限定ポイント」の4つがあります。
JALマイルは3社とも同じ
JALマイルを貯める場合は、3社とも同じように貯められます。(区間マイルの50%)
そして『JALダイナミックパッケージ』、『楽天トラベル』、『じゃらんパック』とも22日前までキャンセル無料です。
直航便のJACは席数の少ないプロペラ機。すぐ満席になるので、早めの予約がおすすめです。
- JALダイナミックパッケージ:出発空港が自由に選べます。宿のラインナップがよいので、安心して選べます。現地ではフリー。
楽天トラベル(JAL楽パック):宿のラインナップが豊富。ラ・クーポンの誰でも利用できるクーポンあり。『お値打ち宿』+『JAL便』にすれば、JALよりお値打ちなダイナミックパッケージツアーに。現地はフリー。- JALじゃらんパック:宿のラインナップが豊富。『じゃらん遊び・体験予約』で好みのガイドツアーも探せる。こちらもじゃらんクーポンあり。オプションの『レンタカー』がお値打ち。現地ではフリー。
まとめ
いかがでしたでしょうか。屋久島旅行におすすめの『JAL』、『楽天トラベル』、『じゃらんパック』の『ダイナミックパッケージツアー』をご紹介しました。
屋久島で観光に携わる仕事がら、荒天時や、台風時に無理に屋久島へいらっしゃるお客様のケースをよく見受けます。
『屋久島へいらっしゃっても何もできませんよ。』と、事前にお伝えするのですが、『キャンセル料がかかるから、とにかく行きます。』とおっしゃいます。
屋久島へは、それなりの交通費がかかります。目的の観光ができないのに、なんだかもったいないですよね。
なんとかそんなケースを減らしたく、こちらの記事を作成しました。
ぜひ参考にしていただき、ご自身に合ったスタイルで、屋久島旅行を楽しんでください。
みなさまのお役に立てば幸いです。