
一生に一度は行きたい屋久島。縄文杉だって行ってみたい。
『ところで屋久島に行くと、いくらくらいかかるんだろー?』屋久島への交通費、宿代、あと何が必要?
ということで、屋久島への観光旅行のトータルの予算(費用)の目安と、滞在で必要な費用についてのご紹介です。

ツキシマアサコ
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。10歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
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屋久島旅行 何の費用が必要か?
屋久島へ旅行に行くのに必要な費用の内訳をご案内します。
これで、なんとなく旅費のイメージがつくと思います。
- 交通費
- 宿代
- 屋久島内での交通費
- ガイドツアーへの参加費用(参加する場合)
- 滞在費(食事代や入館料)
以下に、それぞれ詳しくご紹介します。
❶交通費

屋久島への交通費は、どこから屋久島へ行くのか、また交通機関を何にするのかにもよります。(あたり前ですが^^;)
例えばですが、東京〜屋久島で飛行機利用なら、1ヶ月前の予約で、JALで探してみると、羽田→鹿児島が片道6,000円台〜34,000円台です。
さらに鹿児島→屋久島のJACが、片道8,000〜15,900円前後です。
なので大人1人往復で、28,000円〜50,000円前後です。(2021/1/5調べ)
屋久島への飛行機の直行便は3つの空港から
ちなみに屋久島への直行便が飛んでいるのは、伊丹、福岡、鹿児島の3つの空港から。
航空会社は、JAL系の日本エアコミューター(JAC)のみです。
例えば東京〜屋久島なら、
『羽田空港』から『鹿児島空港』までの運賃
➕
『鹿児島空港』から『屋久島空港』までの運賃
フェリーの直行便は鹿児島からのみ
ところで、遠方にお住まいの方は、『屋久島までフェリーとかで安く行く方法ないの?』と疑問をお持ちの方も、いらっしゃると思います。
ですが残念ながら只今のところ、屋久島へのフェリーの直航便は『鹿児島からのみ』となります。
フェリー屋久島2の運賃は、大人往復9,900円です。
フェリーは鹿児島を朝8時30分に出発で、前泊が必要となります。ちなみに所要時間は屋久島到着まで4時間です。
高速船も鹿児島からのみ
高速船も『鹿児島からのみ』の発着となります。
鹿児島⇔屋久島は、往復で16,600円です。
鹿児島空港からは、リムジンバスに1時間弱乗り、鹿児島港へ。そこから高速船へ乗船して2時間30分ほどです。
屋久島への交通をまとめると
ということで、屋久島への行き方については、鹿児島経由が基本となります。
そしてJACがポイントに。
ここで交通機関と運賃について、かんたんに申し上げておきますと、飛行機(JAC)で75日前までに予約するのが屋久島の場合は最強です。
なぜなら、高速船の片道料金より、JACの最安値の方が安いからです。
さらに各地からの詳しい行き方については、以下を参考にしてみてください。


❷宿代

選ぶ宿によって予算が随分変わります。屋久島の宿は大きく分けて3タイプ。
1泊大人1人、ホテルなら2万〜30万くらい。
民宿なら4,000円〜。素泊まりなら3,000円ぐらいから。(幅ありすぎですね(^^;))
ちなみに、屋久島で一番多いのは民宿です。
どのタイプの宿を選択するかで、予算も変わってきます。それぞれの宿のタイプの特徴については、以下で詳しくご紹介しています。
❸屋久島内での交通費

屋久島は意外に大きな島。なのに、バスは1時間に1本程度。あとは、レンタカーかタクシーとなります。
屋久島島内の移動手段と交通費は必ず考慮に入れた方がよいでしょう。
一人旅ならバス移動も有効ですが、家族旅行ならレンタカーの方が安くなります。なので、屋久島にはレンタカー会社がたくさんあります。ちなみにレンタカーを借りると、軽自動車で1日4,000円くらいから。
屋久島のレンタカーは、ハイシーズンは車がなくなることもあるので、予約するのが賢明です。予約しておくと、空港や港へお迎えに来てもらえるので便利。
❹ガイドツアーへの参加費用(参加する場合)

屋久島では、トレッキング、カヤック、ダイビングなどアクティビティのガイドツアーが盛んです。
屋久島は、個人で運営するガイドショップが多いのも特徴です。個人ショップのよいところは、少人数性で細やかなサービスが行き届くところ。
ちなみに、パッケージツアーに組み込まれている『トレッキングガイドツアー』もあります。そちらは、少人数制ではないことが多いです。
とはいってもお値打ちなので、どちらがいいのかは、価値観によるかもしれません。
個人ショップの料金の目安は
縄文杉トレッキングで1日1人14,000円〜です。
白谷雲水峡で12,000円〜。
1泊2日の宿泊登山で45,000円前後。
また、カヤックは半日のものもあり、9,000円くらいから。ダイビングは1日14,000円前後。
ガイド料金は、あまり安いところは外した方が無難かも。
ガイドツアーに参加するとガイドショップによって、トレッキングに必要なレインウエアなどの無料レンタルがあったり、宿への送迎があったりします。
サービスはそれぞれ違いますので申し込むガイドショップへ確認しましょう。
ちなみにトレッキングに必要なレインウエアや登山靴、ザックを屋久島のレンタルショップで1泊2日で借りると、2,700円くらいです。
❺滞在費(食事代や縄文杉トレッキングの募金)

屋久島のランチは都会で食べるよりちょっと割高です。
ランチの定食で、1食1,000円くらいはかかります。郷土料理となると1,500円〜5,000円ぐらいでしょうか。夜は宿に料理が付くならその方がいいかも。
安くおさえたい方は、お弁当が安くて美味しいのでおすすめです。500円前後で、スーパーやお弁当屋さんで売られています。
また入館料についてですが、屋久島でどこへ行くのかにもよりますが、『屋久杉自然館』は600円。『屋久島環境文化村センター』は520円です。
屋久島で駐車場の料金は、基本的にかからないので気にする必要はありません。また、全ての滝や海水浴場などの入場料もかかりません。
縄文杉へは任意で募金を募っています。日帰り登山の場合1,000円。宿泊登山で2,000円、白谷雲水峡やヤクスギランド は500円です。
(白谷雲水峡やヤクスギランドは、入り口の管理棟で協力金を払うので入場料と間違えやすい。ちなみに入場料はありません。)
屋久島観光旅行のトータル費用の目安
屋久島旅行で考えるべき費用を、それぞれ目安料金とともにご紹介しました。
『それで結局いくらなんだ?』と思う方もいらっしゃると思いますので(笑)ザックリでトータルとその内訳を出してみました。
屋久島旅行 大人1人 2泊3日の場合 (1ヶ月前の予約)
費用内容 | だいたいの費用 |
---|---|
交通費 | ・羽田→鹿児島(飛行機) ・鹿児島→屋久島(飛行機)往復47,580円
※季節によって変動あり。 |
宿代 | 宮之浦 民宿たけすぎ(朝夕食事付き)2泊3日 16,000円 |
屋久島島内の交通費 | レンタカー 到着日〜2泊3日でレンタルしてコンパクトカーで14,000円 |
ガイドツアーの参加費用(参加する場合) | 縄文杉トレッキング15,000円 白谷雲水峡12,000円
レインウエアや登山靴のレンタル料 2,700円(1泊2日) |
滞在費(食事代や募金) | ・トレッキング昼弁当代 2日分 1,000円(500円×2)
・縄文杉と白谷雲水峡への募金 1,500円 ・縄文杉へ行くために乗る『荒川登山バス』往復料金 1,380円 |
合計 | 111,160円 |
※あくまで目安です。
『個別手配』vs『パッケージツアー』 どちらがお得?

屋久島旅行の予算は、なんとなくわかったけど・・・それで、個別手配した方がいいのか、旅行会社のツアーにした方がいいのか?
疑問に思う方も多いのでは?
結論を申し上げるならば、『JALダイナミックパッケージ』を利用するのがおすすめ。
お値段は、個人手配と同じか少しお得かくらいです。
でも、おすすめする理由はそれだけではありません。
なぜなら、『JALダイナミックパッケージ』なら、出発空港で屋久島直行便が欠航している情報を、出発空港で搭乗手続きの時に得られます。
さらに屋久島の宿も含めたツアーキャンセルも、『JALダイナミックパッケージ』なら一括でできるからです。
屋久島へは簡単に到着できない理由
ん?なんでそんなに欠航やキャンセルの話が出るの?
ですよね。^^;
それは、屋久島の直行便(JAC、高速船、フェリー)は荒天で欠航することが多いからです。
しかも、縄文杉トレッキングをする前に乗車する、『荒川登山バス』も、2019年の屋久島豪雨以後、荒天で頻繁に運休するようになりました。
だから
屋久島旅行は、荒天でトレッキングやその他のアクティビティができないと分かった場合のことを想定して、旅行の予約手配をするべきです。
JALダイナミックパッケージが最強?屋久島旅行のおすすめの方法

筆者も15年間ほど、屋久島と東京・名古屋を往復しつづけてきました。
その経験から、屋久島旅行は『JALの飛行機』と『ホテル』をシンプルに組み合わせただけの、フリープランである『JALダイナミックパッケージ』が安心でお得で便利だと感じています。
そして、現地ガイドツアーは『個人手配』で、少人数制のガイドツアーがおすすめ。
これなら、じっくり屋久島を楽しめますし、万が一縄文杉へ行けない場合も、臨機応変に対応してくれます。(ガイドさんによりますので、事前に確認を。)
JALツアーが『高い』は昔のはなし
『でも、JALのツアーって高そうじゃない?』
そう思うかもしれませんが、それは昔の昔の話です。
今、屋久島への『JALダイナミックパッケージ』がお得になっています。
ちょっと考えれば当然!?
でも、これって当たり前といえば当たり前なんですよね。
だって、どの旅行会社もJAL便のチケットは、JALから卸してもらって旅行ツアーをつくるワケですから。
結論:『JALダイナミックパッケージ』がおすすめ
ということで、キャンセル対応がピカイチで、乗り継ぎがラクで、しかもお得な『JALダイナミックパッケージ』について以下でご紹介しています。
よろしければ参考にしてみてください。
ちなみに、『楽天トラベル』と『じゃらんパック』のJAL便利用なら、格安宿をチョイスすると、さらにお値段が下げられます。

『JALダイナミックパッケージ』がお得だという根拠については、以下の記事で『オリオンツアー』や『HIS』と『格安ツアー比較』をしています。
信用できない方は(笑)こちらもどうぞ。

何の予約からすればいい?

屋久島旅行って、交通とホテルだけでなく、現地ガイドツアーやレンタカーなど、色々手配をする必要がありますよね。
でもどれから先にすればいいの?
と、迷う方もいらっしゃると思います。
その場合は、一番譲れない点を一番最初に予約することです。
例えば、『日程は譲れない』なら、先にその日程で、宿と交通を押さえることです。
『このガイドツアーへ参加したい!』なら、ガイドショップへ問い合わせして、仮予約でガイドさんを確保してもらうと安心です。
さらに詳しくは、以下で紹介してますので、参考にしてみてください。

まとめ
いかがでしたでしょうか。屋久島旅行の2泊3日の予算(費用)の目安についてご紹介しました。
屋久島旅行に2泊3日は少しタイトな日程です。出来るだけ効率よく行動したいですね。
効率よくのポイントは、『JAL飛行機利用』+『レンタカーを借りる』or『送迎付きガイドツアーに参加する』です。
ぜひ参考にしていただき、楽しい屋久島旅行をなさってくださいね。
屋久島の観光スポットはこちら♪
