屋久島で日帰り登山をしたい方へ。
屋久島は、縄文杉や白谷雲水峡以外でも、日帰りで登山できるスポットがたくさんあります。
こちらでは、縄文杉と白谷雲水峡以外で、屋久島でオススメの日帰り登山ができる山をご紹介します。
想定所要時間や歩行距離、難易度なども明記しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
屋久島で日帰り登山できるおすすめの山4選
日帰り登山できる山をおすすめ順にご紹介します。
1、宮之浦岳の紹介

宮之浦岳山頂
宮之浦岳は、1,936メートルの九州最高峰の山。そして最南端の日本百名山でもあります。
深い森から始まり、森林限界を越え、散らばる花崗岩の奇石、そして眼下に広がる雲と海。登るにつれ、ドラマチックに景色が展開していくところもオススメのポイント。
整備され比較的歩きやすい道ですが、雨や霧で視界が悪くなると、道迷いの可能性もあるので気をつけましょう。また、歩く距離が長いので時間的にタイトになります。
歩行距離:13㎞
高低差:580m
水場:山中に数カ所あり
トイレ:淀川登山口にトイレがあります。それ以外は花之江河と翁岳に携帯ブースがあります。
登山口へのアクセスの仕方
出発地点は淀川登山口を利用します。
安房から県道592号を車で1時間ほど登ります。途中屋久杉自然館、ヤクスギランド、紀元杉などを通ります。
タクシー利用なら安房から6,000円ほど。バスは紀元杉バス停から徒歩で登ること40分。
2、黒味岳の紹介

黒味岳山頂は巨岩の頂
登山道も整備され歩きやすく、登山初心者でもチャレンジしやすい山です。
淀川(よどごう)の清流やその森、日本最南端の高層湿原「花之江河(はなのえごう)」が見所。
頂上に登れば、宮之浦岳をはじめ、永田岳、栗生岳なども一望できバツグンの眺望です。
登山口から花之江河まで2時間30分、そこから頂上までの最後の約1時間は、ロープ場が何箇所かあり、急勾配を登るところが少し大変かも。
歩行距離:8.4㎞
高低差:471m
水場:山中に数カ所あり
トイレ:淀川登山口にあります。それ以外は携帯トイレブースが花之江河にあります。
登山口へのアクセスの仕方
出発地点は淀川登山口を利用します。(宮之浦岳と同じ)
安房から県道592号を車で1時間ほど登ります。途中屋久杉自然館、ヤクスギランド、紀元杉などを通ります。
タクシー利用なら安房から6,000円ほど。バスは紀元杉バス停から徒歩で登ること40分。
3、太忠岳の紹介

太忠岳 天柱石
不思議な形の巨石、高さ40mの天柱石がてっぺんに立つ太忠岳。
入り口はヤクスギランド の210分コースを進み、コースを折り返さないでそのまま進めば太忠岳へ行くことができます。
途中には巨木が多く、『小花山の森』、『天文の森』などの屋久島らしい素晴らしい森を楽しめるところも魅力。
ところどころきつい登りの区間があるので、登山経験者向けのコース。
歩行距離:6.8㎞
高低差:460m
水場:釈迦杉と頂上1時間手前の2箇所
トイレ:ヤクスギランド 入り口と蛇文杉の東屋近くに携帯トイレブースが1箇所あります。
登山口へのアクセスの仕方
安房から県道592号を車で40分ほど。ヤクスギランド 入り口から入ります。時間的に、早朝から登り始める必要があるので、バス利用は難しいです。レンタカーかタクシーで。駐車場は無料です。タクシーなら安房から4,000円ほど。宮之浦からなら6,000円ほど。
ヤクスギランド の行き方はこちらをどうそ♪
【ヤクスギランド】アクセス方法 バス/レンタカー/タクシー(写真付き道案内あり)
4、モッチョム岳の紹介

モッチョム岳からの眺め
モッチョム岳は屋久島の南部、原と尾之間地区からよく見える人気の山。里からも頂上にいる人が見えます。
入り口は『千尋の滝』の手前から登り始めます。里地に近く、低標高からスタートするので夏は暑いです。
さらに670mの高低差を3㎞足らずで登るので、屋久島の中でもダントツで急傾斜の山でもあります。
ですが頑張って登れば、そこは眼下に広がる海岸線と大海原。また、途中『万代杉』などの屋久杉も見ることができます。
歩行距離:5.6㎞
高低差:670m
水場:2箇所あり
トイレ:千尋の滝駐車場に1箇所だけ。山中にはなく登山時間が長いので携帯トイレは準備しよう。
登山口へのアクセスの仕方
行き方は『千尋の滝』の行き方と同じです。駐車場は無料。バスはないので、レンタカーかタクシー利用となります。
タクシー利用の場合宮之浦から約40分で9,000円ほど。安房からなら約25分5,500円ほど。
千尋の滝の行き方はこちらをどうぞ♪
『千尋の滝』の行き方 レンタカー写真付き道案内〜龍神の滝経由〜
まとめ
いかがでしたでしょうか。屋久島で日帰り登山できるおすすめの山のご紹介をしました。
どの山も見所が多いですし、どの山も頂上に登れば海まで一望できます。
頂上からの海がすぐそこに見える景色は「山岳島」と言われる屋久島ならではのもの。
ただ、お天気が雨の時は景色が期待できないので、清く諦めて、滝巡りなどをした方が良い場合も。
屋久島の山はどこも水場があるので、途中で継ぎ足しながら行けば、大量の飲み物は必要ありません。
その分荷物も軽くて済みますね。
縄文杉も白谷も経験済みの屋久島リピータさんなら、「屋久島にはまだまだこんな素敵な場所があるのか」と驚く事間違いなしです。