屋久島と奄美大島の違いを体験比較|行き方と周遊モデルコース

屋久島と奄美大島、旅行するならどちらが自分に合うか。屋久島で約13年間暮らした経験と、奄美大島を旅した体験から、景色や過ごし方の違いをご紹介します。
奄美大島を訪れたのは、2025年11月の2泊3日。実際に歩いた森や眺めた海、食事や移動で感じたことをもとに比べています。

一人旅をきっかけに屋久島へ移住し、約13年間暮らしました。「オーセン屋久島」のガイドツアーショップ運営経験と自身の旅行体験をもとに、屋久島旅行に役立つ情報をお届けしています。
→屋久島ファンをもっと詳しく
屋久島と奄美大島はどう違う?体験から比較
私が感じた大きな違いは、森の景色と旅の過ごし方です。苔の森やトレッキング、川遊びに心が向くなら屋久島、海を眺めるドライブやマングローブのカヤック、動物ウォッチング、食事選びを楽しむなら奄美大島が候補になります。
| 比べること | 屋久島 | 奄美大島 |
|---|---|---|
| 森の印象 | 白谷雲水峡の、潤った苔の緑 | 亜熱帯植物の茂る森 (ハブが出るのでガイドツアー参加必須) |
| 海の印象 | 外洋なので風が強く波が高い事が多い | ドライブ中に眺めた、穏やかで青い湾の景色 |
| 川の楽しみ | カヤックに加え、季節に合った川遊び 水が綺麗 | マングローブの中を進むカヌー・カヤック |
| 食事・買い物 | 地域や時間帯によって、事前の店選びが必要 | 訪れた地域では、店を選ぶ楽しさがあった |
| 移動で気をつけたいこと | 観光ルートと宿泊先、昼食場所を一緒に考える | 島が広いので遠い観光地を詰め込みすぎない |
森歩き|白谷雲水峡の苔と、奄美の亜熱帯林

屋久島で好きな森の一つに、白谷雲水峡があります。森の中に沢が流れ、苔の緑がしっとりと潤っている景色に、屋久島らしさが感じられます。
雨が多い屋久島では、晴れの日だけが森を楽しめる日ではありません。私にとっては、雨の降る潤う苔の森も魅力の一つでした。
一方、奄美では現地のガイドさんに案内してもらい、朝から夕方まで森を歩きました。訪れたのは金作原ではなく、ガイドさんが連れていってくれた名前が分からない亜熱帯の植物が生い茂る森でした。

そこで印象に残ったのは、亜熱帯のジャングルを思わせる風景。白谷雲水峡の苔むす森とは、見た目の印象が大きく違いました。
苔に覆われた森を歩きたいなら屋久島、亜熱帯の植物に囲まれたいなら奄美大島。同じ森歩きでも、見たい景色から選ぶと、自分に合う旅を考えやすくなります。
ただし、屋久島にも低地の照葉樹林があり、島全体が同じ森ではありません。ここでは、私が親しんだ白谷雲水峡と、奄美で歩いた森の違いとして紹介しています。→屋久島の亜熱帯の森
野生動物の観察に興味があるなら、奄美のナイトツアーも候補です。奄美大島の公式観光案内では、ガイドと夜の森の生き物を探す体験も紹介されています。
奄美ではガイドさんからハブへの注意も聞き、知らない森へ一人で入ることには慎重になりました。金作原を訪れる場合は、認定エコツアーガイド同伴の利用ルールがあります。
海の景色|奄美では湾を眺めるドライブが楽しかった
海を眺めながらドライブするなら、今回の旅では奄美大島が印象に残りました。走ったルートでは海を近くに感じられ、湾に広がる青い水面を楽しめました。

立ち寄ったのは、ハートロックのある海岸など。海には潜らず、砂浜を歩いたり、離れた場所から眺めたりして過ごしました。
屋久島で見慣れた海には、外洋の波を感じる力強い景色があります。それに対して、今回見た奄美の湾は波が穏やかで、透き通った青さがきれいでした。
「泳がなくても、海の景色を楽しみたい」という人には、奄美の海沿いのドライブが合いそうです。
川遊び|屋久島の清流と、奄美のマングローブ
カヤックを漕ぐだけでなく、水に入って遊ぶことも旅の目的なら、私は屋久島を候補にします。川の水のきれいさは、屋久島の魅力の一つです。
ただし、急激な増水が地形的な関係で多いため、現地のガイドツアーへ参加することをおすすめします。

奄美には、マングローブの林の中を進むカヌー・カヤック体験があります。今回は時間がなく参加できませんでしたが、もう少し滞在できたら、やってみたかったことでした。
選ぶときは、漕ぐ距離の長さより、「マングローブの景色を見たいか」「清流での川遊びもしたいか」を考えると分かりやすいと思います。
川に入れる季節や場所、泳ぐ時間の有無はツアーによって違います。
屋久島では山の雨で川が増水することもあるため、必ず屋久島観光協会の川遊びの案内を参考に、現地ガイドと相談して選んでください。
食事と買い物|奄美ではお店を選ぶ楽しさがあった
奄美で便利だと感じたのは、食事や買い物の選択肢です。鶏飯を食べるにもお店がいくつかあり、「どこで食べようかな」と調べて選ぶことを楽しめました。
今回立ち寄ったのは「こころ」。

スーパーのビッグツー奄美店では、島の食材やお土産も見て回りました。ミキという、とろりとしたお酒など、珍しい食べ物や食文化が楽しかったです。
屋久島の場合は、島をぐるっとドライブしている途中に、昼食のお店が見つからず困ることがあります。小さな集落では近くに飲食店がなかったり、見つけても営業していなかったりするためです。
午後1時や2時を過ぎると、昼の営業が終わっていたことも。宮之浦や安房など、お店を探しやすい地域で食べるつもりでも、昼食の時間を逃すと選択肢が少なくなります。

その経験があるので、奄美で訪れた地域に商店や飲食店があり、店を選べることを便利に感じました。ただし、奄美でも場所や時間帯による違いはあるので、遠出する日は食事場所を決めておくと安心です。
屋久島をドライブするなら、観光地と一緒に昼食場所を決め、定休日とラストオーダーを確認しておきましょう。地域ごとの候補は、屋久島のランチ・食事スポット一覧で紹介しています。

島内移動|奄美では遠出を途中で切り上げ
奄美旅行で意外だったのは、島の広さでした。遠い場所まで足を延ばそうとしたものの、移動に時間がかかり、途中で引き返したこともあります。
「同じ島の中だから、ついでに行ける」と考えると、予定が窮屈になります。2泊3日なら、行きたい場所を地図に並べ、宿からの往復時間まで見ておくことが大切です。
私なら、森歩きの日はそれを旅の主役にして、遠方のドライブを重ねません。移動の合間に観光を詰め込むより、食事や景色を楽しむ時間を残したいと感じました。
宿泊場所|便利な街と、静かな滞在で選ぶ

奄美では、街の便利さも予想以上でした。街中に泊まったときは、歩いてスーパーへ行けて、食料品の買い物にも困りませんでした。
一方で、ホテルやお店が集まる街では、「何もない離島に来た」という感覚は薄めです。
自然のそばで静かに過ごしたい人は、島の名前だけでなく、ホテル周辺の環境も見て選ぶとよさそうです。
今回泊まったのは、奄美ポートタワーホテルと奄美山羊島ホテル。旅行の手配には、スカイパックツアーズのスカイマーク利用ダイナミックパッケージを使いました。
実際に旅した奄美大島2泊3日の行程
| 日程 | 訪れた場所・体験 | 宿泊 |
|---|---|---|
| 1日目 | レンタカーで観光。「こころ」で鶏飯、ハートロックの海岸、西郷隆盛が住んでいた家、ビッグツー奄美店へ | 奄美ポートタワーホテル |
| 2日目 | 朝から夕方まで、ガイドと奄美の森を歩く現地ツアー | 奄美山羊島ホテル |
| 3日目 | マングローブや奄美大島世界遺産センターを見にドライブ。奄美自然観察の森にも立ち寄る | 帰路 |
屋久島と奄美大島はどこ?位置関係を確認
屋久島も奄美大島も鹿児島県の島ですが、奄美大島は屋久島よりさらに南にあり、2島を巡るには島間の交通を別に考える必要があります。

| 島 | 位置と島々のまとまり |
|---|---|
| 屋久島 | 鹿児島本土の南。種子島などとともに大隅諸島に含まれる |
| 奄美大島 | 屋久島より南。徳之島や与論島などとともに奄美群島に含まれる |
屋久島は、奄美群島の島ではありません。また、地図上で同じ方向に並んでいても、そのまま南へ移動できる交通手段があるとは限らない点に注意しましょう。
屋久島と奄美大島の行き方|飛行機・フェリーを比較
屋久島と奄美大島の間は、鹿児島空港で飛行機を乗り継ぐ方法が基本です。
船で巡る場合も鹿児島経由となり、港の移動と待ち時間が加わります。

つまり、直接屋久島と奄美を行き来できる交通機関は、2026年現在はありません。
以前就航していたマルエーフェリーも2025年でなくなってしまいました。
ということで、屋久島と奄美大島を巡るには、一旦鹿児島へ戻るということに、、、なんでやねん!
地方の観光を良くしたいなら、旅行ツアーに助成金出すんでなくて、こういうところにお金を投じて欲しいとマジで思います。
| 方法 | 移動の組み方 | 時間・費用の考え方 |
|---|---|---|
| 飛行機 | 屋久島空港⇔鹿児島空港⇔奄美空港 | 2区間の飛行と乗継待ち。運賃は搭乗日・便で変動 |
| フェリー2区間 | 宮之浦港⇔鹿児島の港⇔名瀬港 | 乗船だけで約15時間。別に乗継待ち・宿泊が必要 |
| 高速船+フェリー | 屋久島⇔鹿児島は高速船、鹿児島⇔名瀬はフェリー | 屋久島区間を短縮できるが、運賃と接続を個別確認 |

飛行機は鹿児島空港で乗り継ぐ
屋久島から奄美大島へ行く場合も、奄美大島から屋久島へ行く場合も、鹿児島空港を経由するルートがあります。両島を直接結ぶ定期便はありません。
JACの路線図で各島と鹿児島を結ぶ路線を確認し、JALの時刻表で旅行日の接続を調べましょう。片方の便だけ決めず、2区間を一緒に選ぶのがポイントです。
所要時間は、飛んでいる時間だけでは決まりません。乗継待ち、レンタカーの返却、空港から次の宿への移動まで含め、島を移る日は移動中心にしておくと余裕を持てます。
飛行機は鹿児島空港で乗り継ぐ

屋久島から奄美大島へ行く場合も、奄美大島から屋久島へ行く場合も、鹿児島空港を経由するルートがあります。両島を直接結ぶ定期便はありません。
JACの路線図で各島と鹿児島を結ぶ路線を確認し、JALの時刻表で旅行日の接続を調べましょう。片方の便だけ決めず、2区間を一緒に選ぶのがポイントです。
所要時間は、飛んでいる時間だけでは決まりません。乗継待ち、レンタカーの返却、空港から次の宿への移動まで含め、島を移る日は移動中心にしておくと余裕を持てます。
奄美大島から屋久島へのフェリー寄港は休止
マルエーフェリーは、鹿児島へ向かう上り便で行っていた屋久島・宮之浦港への寄港を、2025年4月から休止しています。
古い案内に「奄美大島から屋久島へフェリーで直接移動できる」とあっても、そのまま旅程には使えません。船で巡りたい場合は、鹿児島で別の船へ乗り継ぐ計画になります。
フェリーは運賃だけでなく、鹿児島での宿泊も計算
「フェリー屋久島2」と「マリックスライン」を組み合わせる場合、大人1人・片道・2等の運賃例は合計18,740円です。港間の交通費、鹿児島での宿泊費、食事代は別にかかります。
| 区間・船 | 大人1人・片道2等 | 乗船時間 |
|---|---|---|
| 宮之浦⇔鹿児島 フェリー屋久島2 | 7,000円 燃料油価格変動調整金込み | 鹿児島発は4時間 屋久島発は4時間10分 |
| 鹿児島⇔名瀬 マリックスライン | 11,740円 運賃9,220円+燃料油価格変動調整金2,520円 | 鹿児島発は11時間 名瀬発は11時間10分 |
運賃や調整金は改定されるため、乗船日の金額を確認してください。
マルエーフェリーを利用する日や、高速船・別の船室を選ぶ場合は、その便の運賃で計算し直します。
特に注意したいのは、フェリー2区間の接続です。
屋久島発の「フェリー屋久島2」は鹿児島に17時40分着、奄美方面の船は別の港から18時発なので、この組み合わせで同日乗継はできません。
逆方向も、名瀬からの船が鹿児島に着く8時30分に、フェリー屋久島2が出港します。
両方向とも、鹿児島で宿泊して翌日の便を使うか、屋久島区間を高速船などに変えて接続を調べる必要があります。
船に乗る時間だけを足して「約15時間で移動できる」と考えないことが大切です。
短い休暇で2島を巡るなら、飛行機が現実的です。
確認先:フェリー屋久島2の時刻表・運賃/マリックスラインの運賃・時刻表/マリックスラインの旅客運賃表/高速船トッピー・ロケットの運賃・時刻表
屋久島と奄美大島を両方巡るモデルコース
個人手配で両島を巡るなら、各島に丸1日ずつ観光日を取れる4泊5日が一つの組み方です。
3日目を島間の移動に充て、飛行機の接続に合わせて調整します。
4泊5日案|各島2泊、3日目に飛行機で移動

以下は、屋久島から奄美大島へ向かう周遊案です。実際に旅した奄美2泊3日の記録とは別に、2島を訪れたい人向けに組んでいます。
| 日程 | 過ごし方 | 宿泊 |
|---|---|---|
| 1日目 | 屋久島に到着。到着時刻に合わせ、宿の周辺や海岸を散策 | 屋久島 |
| 2日目 | 白谷雲水峡などで森歩き。歩くコースは体力と天候で選ぶ | 屋久島 |
| 3日目 | 屋久島→鹿児島空港→奄美大島。移動とチェックインを中心に過ごす | 奄美大島 |
| 4日目 | 奄美の森歩き、またはマングローブカヤックを主な予定にする | 奄美大島 |
| 5日目 | 出発便に合わせ、空港へ向かうルートで買い物や海の景色を楽しむ | 帰路 |
旅行日による便の接続や空席を確認してから、宿と現地ツアーを予約してください。出発地からの便によっては、奄美大島を先にするほうが組みやすい場合もあります。
森歩きや川遊びを増やすなら、観光日を追加する
4泊5日案で、移動をせずに丸1日使えるのは各島1日です。
屋久島で森歩きと川遊び、奄美で森歩きとカヤックをそれぞれ楽しみたいなら、観光日を追加したほうが無理なく組めます。

私自身、奄美の2泊3日ではマングローブカヤックまでできませんでした。
やりたいことが多いほど、立ち寄り先を増やすより、滞在日数を増やすほうが満足につながると思います。
2泊3日ほどの休暇なら、どちらか1島に絞るのもよい選び方です。
もし、樹齢7000年とも言われる屋久杉「縄文杉」へのトレッキングをお考えなら、屋久島だけの旅行にする方が賢明でしょう。理由は屋久島ファンの記事をご覧ください。
→屋久島旅行何日必要?
→【ガイド監修】屋久島のトレッキング完全ガイド
屋久島だけの過ごし方は、泊数別の屋久島モデルコースを参考にしてください。
屋久島・奄美大島ツアーはどう選ぶ?
両島を巡りたい人は島間移動まで含む周遊商品を、どちらか1島を選んだ人は航空券とホテルのセットを比べると、目的に合う予約方法を見つけやすくなります。
2島周遊は、出発日・観光内容・移動手段を確認

2島を巡る商品の例には、JALパックの「心を動かす旅 世界自然遺産 屋久島・奄美『二大グリーン』の深層を辿る4日間」があります。屋久島と奄美大島を訪れ、島間は鹿児島空港を経由する企画です。
- 出発日:2026年12月3日出発の3泊4日
- 出発地:羽田空港または鹿児島空港
- 旅行代金:2名1室利用・1人あたり、羽田発170,000円、鹿児島発150,000円
- 参加条件:出発日時点で10〜75歳。最少催行10名、最大14名
- 申込期間:2026年10月30日17時まで。先着順で、空席や催行状況の確認が必要
日付が決まった限定企画なので、いつでも同じ内容で予約できる商品ではありません。希望日が合う人は、JALパック公式の行程・申込条件を確認してください。
ほかの周遊ツアーを選ぶ場合も、両島に何泊ずつするか、歩く場所はどこか、島間移動が料金に含まれるかを見比べましょう。
1島を選ぶなら、航空券とホテルのセットも候補

奄美大島だけを旅する際に私が利用したのは、スカイパックツアーズの航空券とホテルを組み合わせるプランです。
スカイパックツアーズとはスカイマークと宿を組み合わせたダイナミックパッケージツアーのことをさします。
島内ではレンタカーを使い、行きたい場所を自分で選んで回りました。
同じ便・ホテル・食事条件で、セット料金と個別手配の合計を比べると判断しやすくなります。レンタカーや現地ツアーが含まれるかも、予約前に確認しましょう。

屋久島観光スポットは屋久島おすすめ観光スポット9選!(体験レビュー付き)で解説しています。
ちなみに屋久島もレンタカーがあったほうが効率よく観光できます。屋久島は1日あれば一周できますよ。
屋久島へのおすすめツアーは、屋久島ツアーの内容と選び方を別記事でまとめています。
ぶっちゃけ、屋久島と奄美どっちと聞かれたら、やはり屋久島ですね。(奄美の方ごめんなさい!)
トレッキング、海、川、太鼓岩などの絶景、大川の滝などの滝、温泉、とにかく見どころが多いです。

屋久島のガイド付きトレッキングツアーは、どこでもあるわけでないので、ある旅行会社を紹介しますね。
屋久島ガイドトレッキング付きツアーがある旅行会社
1.受付中!:→JALパックツアー (トレッキング付き)【JAL/送迎/レンタル付き/一人NG】
屋久島への直行便(JAC)は伊丹・福岡・鹿児島からが出ています。JAL乗り継ぎだと、出発空港でJACの運行状況に応じて手を打てます。だからJAL利用がおすすめ。(鹿児島に到着してからバス乗り継ぎして港で高速船が出てなかったら、屋久島旅行はそこで終了なのです。。。)
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※上記の旅行会社をもっと詳しく比較したい方はこちら→屋久島ガイドトレッキング付きツアー比較
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