「屋久島から大阪への行き方」3ルート比較!直行便以外の方法もご案内
『大阪国際空港(伊丹)』と『関西国際空港』利用で、飛行機の直航便(JAC)、JAL、ANA、LCC、高速船、フェリーを利用した場合を比較しました。
筆者が実際に利用してみての、感想やアドバイスも盛り込みましたので、併せて参考にしてみてください。
結論を先に申し上げますと、時間と労力をかけてフェリーやLCCと高速船を乗り継いで行くより、便利で早い『直行便飛行機利用の方がお値打ち』という結果になりました。
ということで、値段と時間を、ルートと交通別に比較します。これで便利に安く行く方法まるわかりです!
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。
14歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
→屋久島ファンをもっと詳しく
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大阪から屋久島への行き方 値段と所要時間の比較 (飛行機 直行便/LCCピーチ/高速船)
まずはルート紹介と所要時間、運賃、ポイントを以下にまとめました。
ちなみに、屋久島のハイシーズンで一番値段が高い日と、梅雨時期のオフシーズンの日で、比べてみました。
単純に合計金額を見比べていただければ、よろしいかと思います。
フェリー利用は、さんふらわぁ内で1泊して、さら鹿児島でもう1泊する必要があるため大阪出発日より2日後に到着となります。
そのためこちらでは割愛します! 参考→大阪からフェリーでの行き方
飛行機 直行便 vs 鹿児島経由 vs LCCピーチ+高速船 の値段比較
以下では大阪からの3つ行き方の「値段」と「所要時間」を「ハイシーズンとオフシーズン」で比較してみました。
大阪→屋久島 (片道) ルート・所要時間・運賃 | 2022/8/1 (ハイシーズン) | 2022/12/1 (オフシーズン) | 所要時間 |
❶ ・伊丹→屋久島 (JAC) | 合計42,590円 | 合計17,640円 | 1時間45分 |
❷ ・伊丹→鹿児島 (JAL or ANA) ・鹿児島→屋久島 (JAC) | 21,140円 +5,300円 合計26,440円 | 9,240円 +5,300円 合計14,540円 | +40分 合計1時間55分 (乗継ぎ時間入れず) | 1時間15分
❸ ・関空→鹿児島 (LCCピーチ) ・鹿児島空港→鹿児島港 (バス) ・鹿児島→屋久島 (高速船 ) | 11,100円 +1,300円 +11,600円 合計 24,000円 | 6,100円 +1,300円+11,600円 合計 19,000 円 | +54分 +2時間30分 合計5時間9分 (乗継ぎ時間入れず) | 1時間45分
※2022/7/19調べ。調べる時期により値段が変動することがあります。 同日の最安値で計算しておりますので、搭乗時刻によっては、値段が変わります。 高速船の運賃は、往復割引適用なしの片道金額で記載。
大阪から屋久島への3つの行き方紹介(飛行機 直行便/鹿児島経由/LCCピーチ・高速船)
ここで、少しだけ 大阪から屋久島へ行き方の注意点を、筆者の経験からご紹介します。
屋久島への全ての交通(飛行機・高速船・フェリー)は、荒天のため、欠航することが珍しくありません。
そして、台風・豪雨・積雪時は、屋久島へ行っても、トレッキングなどのアクティビティーができないことがほとんどです。
ですので、行き方を検討する際は『欠航したらどうするか?』ということや、事前に『屋久島へ行くことをキャンセルすることもある』ということまで、考慮に入れて予約するべきです。
解決策としては、キャンセルできるパッケージツアーがおすすめです。
それでは、上述でご紹介した以下のルートについてご紹介します。
- 直行便利用
伊丹→屋久島(JAC) - 鹿児島経由
伊丹→鹿児島(JAL or ANA)
鹿児島→屋久島(JAC) - LCC(ピーチ)・高速船利用
関際国際→鹿児島(ピーチ)
鹿児島空港→鹿児島港(バス)
鹿児島→屋久島(高速船 ) - 鹿児島経由
関際国際→鹿児島(ピーチ)
鹿児島→屋久島(JAC)
❶直行便
伊丹→屋久島(JAC)
大阪発の直航便は、大阪国際空港(伊丹)のみの発着です。フライト時間は1時間45分です。
メリットは、もちろん乗り継ぎがなく快適なこと。シーズンを選べば、最安値で屋久島へ行けます。
デメリットは、席数の少ないプロペラ機、しかも1日1便のため、すぐ満席になること。
逆にハイシーズンならば、料金はLCC+高速船の2倍ほどになります。
とはいえ、最大のメリットは、直航便が欠航した場合の対応が良いことです。(キャンセル手続きが簡単な点や、鹿児島経由への変更など。)
❷伊丹→鹿児島(JAL or ANA)
鹿児島→屋久島(JAC直行便)
鹿児島を経由する場合は、伊丹から鹿児島空港へは1日7便前後の発着があるので、時間的選択肢が増える点がメリット。フライト時間は1時間15分ほどです。
利用できる飛行機は、JALとANAの2社。この2社は時間もお値段もほぼ同じです。
どちらが良いかといえば、鹿児島からはJAL系のJACに乗り継ぐので、同じ航空会社のJALの方が乗り継ぎがスムーズです。
また、JACが遅延や欠航していた場合の対応も、同じ系列会社なら便の変更も可能です。
特別ANAを利用しなければならない理由がないなら、JALで統一しておくのが懸命です。
<ANA利用時のJACへの乗り継ぎ メモ>
ANAを利用する場合は、鹿児島空港へ到着後は、JAL乗り継ぎカウンターへ行き、『乗り継ぎ手続き』が必要です。
到着ゲートからJAC搭乗ゲートまでは、同じフロアーですが、離れています。乗り継ぎ時間に余裕を持ちましょう。
鹿児島空港に到着後は、手荷物は預け直す必要はありません。ANA→JACでも、そのまま屋久島まで運んでもらえますので、手荷物については問題ないでしょう。
❸関際国際→鹿児島(ピーチ)
鹿児島空港→鹿児島港(バス)
鹿児島→屋久島(高速船 )
関西国際空港から屋久島へは、LCC(ピーチ)を利用し鹿児島で高速船へ乗り継ぎます。関西国際空港から鹿児島空港への所要時間は1時間15分で、上述のJALやANAと同じです。
ちなみに、関西国際空港から屋久島への直行便はありません。
伊丹空港よりこちらの空港の方が最寄りなら、関西国際空港を利用するのも、考慮に入れてもよいかもしれません。
メリットは、大阪方面から鹿児島へ入るなら、格安で行くことが可能な点です。
デメリットは、キャンセルや変更が難しい場合が多いこと。(ご自身が予約する予約サイトでご確認ください。荒天で屋久島へ入れない場合、事前に分かっていても払い戻しできない可能性も。
<LCC利用時の高速船への乗り継ぎ メモ>
高速船への乗り継ぎには、バス移動が必要(空港バス 54分、片道1,300円)で、さらに鹿児島港から屋久島への乗船時間は2時間30分前後かかります。
高速船のメリットは、値段の変動がないこと。比較的直前でも空席があること。
ですので、直前利用ならお値段と労力とのバランスで高速船を選んでも。
さらに詳しい鹿児島から屋久島へのアクセス方法の比較については、【鹿児島から屋久島へ】3つの行き方(❶飛行機❷高速船❸フェリー)をご紹介!でご紹介しています。
【追記】関際国際(ピーチ)→鹿児島(JAC)→屋久島
先日読者の方より、ご質問をいただきましたので追記いたします。(_ _)
いただいたご質問と回答は以下の通りです。
- 鹿児島空港で飛行機に乗り継ぐ方が速いと思うのですが、なぜ書かれていないのかお教えください。
-
おっしゃる通りですね。
ご案内が至らず申し訳ございません。
飛行機で鹿児島空港へ到着した場合は、JACへ乗り継ぐことが一番便利で最も早いです。
ただ関西国際空港からは、LCCのピーチしか飛んでおらず、
鹿児島空港へ到着後に一度外へ出て、再度保安検査場を通過しなおす手間と時間が必要となります。
その点をご理解いただけるようであれば、ピーチ→JACへの乗り継ぎでもよろしいかと存じます。
ただ、私の個人的な感じですが、JACは3割〜4割ほどの確率で遅延、欠航いたします。
となると、ピーチで鹿児島へ到着できても、JACが飛ばないこともあります。
そして、帰る際には、屋久島からJACが飛ばないと、ピーチへの乗り継ぎも間に合わなくなります。
ということまで考慮すると、直行便JAC利用が賢明なようにも思えます。
JAC直行便であれば、遅延、欠航の際は、払い戻しや便の変更等、JALからの何らかの対応が期待できます。
ご参考になれば幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
大阪発の屋久島ツアー比較 (直行便/格安/一人/トレッキング付き)
大阪発の屋久島ツアーを行き方や特徴を交えて比較してみましたので、よろしければ おすすめ7社【大阪発】屋久島ツアーを比較してご紹介!も参考にしてみてください。
大阪発の屋久島ツアーおすすめ7社を比較
大阪発で直行便利用やトレッキング付き、一人旅におすすめ、格安ツアーなどもまとめてご紹介します。
大阪から格安で行けるツアーをお探しならこちら
【JAL便利用なのに!格安の最強屋久島ツアー】
「トレッキング付き」も「なし」もどちらもあり!
一人旅OKツアーあり!
屋久島に多い直行便欠航時はJALツアーと同じキャンセル対応あり!
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上述の通り、大阪からフェリー利用の場合、必ず宿泊しなければならないので、トータルの旅費はLCCとフェリーの組み合わせでも実はそんなに安くなりません。
内訳は屋久島への行き方【格安比較 】LCC+フェリー vs 飛行機パックツアー でご紹介していますが、確認をはしょるなら以下で屋久島の格安ツアーの比較をしていますのでこちらをご覧ください。
関西国際空港発のLCC利用ツアーのご紹介!
ちなみに、関西国際空港発でLCC利用の屋久島ツアーならHIS屋久島ツアーがおすすめです(というか、取り扱っている旅行会社がほとんどないです。)レンタル付きトレッキング付きツアーもあります。
その他の大阪発の屋久島ツアーは おすすめ7社【大阪発】屋久島ツアーを比較してご紹介!でHISも一緒に比較してます。
フェリーの料金を知りたい方はこちら
冒頭でもご紹介しましたが、フェリーのみで大阪から屋久島へ行くと出発日の翌々日(3日)かかります。
それで、安く見積もって「片道大人1名でトータル20,000円」くらいです。
普通に行くならで30,000円。ちょっと良いお部屋に宿泊するなら50,000円くらいとなります。
詳しくは【大阪から屋久島】『フェリーさんふらわあ』でのアクセス方法を詳しくご紹介!でご紹介しています。
ですので、GWやお盆とかでないなら、上述でご紹介した通りJAL利用の方が安いですよとなるのです・・・
大阪から新幹線・高速バス・フェリーで比べたい方へ
大阪から屋久島へは、必ず鹿児島経由となります。
陸路で鹿児島中央駅終点まで行き、そこから鹿児島港まで行き(タクシー10分くらい)高速船に乗り継ぎます。
鹿児島中央駅から鹿児島空港は遠くなりますので、高速船への乗り継ぎが一般的です。
詳しくは大阪から屋久島への行き方『新幹線・高速バス・フェリー』をご覧ください。
鹿児島から屋久島への行き方を知りたい方はこちら
鹿児島から屋久島への行き方をもう一度しっかり知りたいという方は、鹿児島から屋久島の3つの行き方比較(料金・所要時間・メリット・デメリット)をご覧ください。
まとめ:フェリー利用は3日かかるので宿泊費がかさみます
いかがでしたでしょうか。屋久島への、大阪国際空港(伊丹)と関西国際空港を利用しての、行き方比較をご紹介しました。
さらに直航便、JAL、ANA、LCC(ピーチ)を利用した場合の注意点やアドバイスも盛り込みました。
結論としては、フェリー利用は3日かかるので、安くない上に時間がかかるので一般的ではないということです。
また、関西国際空港からの屋久島直行便はなく、LCCのピーチのみ。
この場合の一番気をつけるべき点は、もしも屋久島へ行けなくなったとき、返金がない可能性が大な上に、移動時間が長く、しかも現地のホテルなどの予約取り消しが大変なこと。
ですので、こちらのブログ屋久島ファンでは、一括申し込みで一括キャンセル可能なツアーをおすすめしております。
ちなみに、筆者は中部圏出身ですが、中部国際空港(セントレア)はJAL便の就航がないため、実家と屋久島との往復では伊丹空港をよく利用させていただいてます。^^; 名古屋から近鉄ありますしね。
ぜひこちらの記事を参考に、ご自身の希望にあった行き方で、楽しい屋久島の旅をなさってください。
みなさまのお役に立てば幸いです。