
大阪国際空港(伊丹)と関西国際空港利用で、直航便、JAL、ANA、LCC、高速船、フェリーを利用した場合を比較しました。
屋久島直行便のJACの値段が、ここ1年ほど下がっていますので、比較しなおしてみたら衝撃の結果に!(笑)
結論を先に申し上げますと、時間と労力をかけてLCCと高速船を乗り継いで行くより、便利で早い『直行便飛行機利用の方がお値打ち』という結果になりました。
ということで、価格と時間を、ルートと交通別に比較してみました。
もちろん、筆者が実際に利用してみての、アドバイスや注意点も盛り込みましたので、併せて参考にしてみてください。

ツキシマアサコ
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。10歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
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大阪→屋久島 運賃と所要時間 比較
ルート紹介と所要時間、運賃、ポイントを以下にまとめました。
ちなみに、屋久島のハイシーズンで一番値段が高い日と、梅雨時期のオフシーズンの日で、比べてみました。
単純に合計金額を見比べていただければ、よろしいかと思います。
フェリー利用は、鹿児島港を朝8時30分出発で、前泊が必要のためこちらでは割愛します。
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大阪→屋久島 (片道) ルート・所要時間・運賃 | 2020/5/15(ハイシーズン) | 2020/6/17(オフシーズン) | 所要時間 |
❶伊丹→屋久島(JAC) | 合計31,060円 | 合計12,560円 | 1時間45分 |
❷・伊丹→鹿児島(JAL or ANA) ・鹿児島→屋久島(JAC) | 9,960円+8,500円 合計18,460円 | 8,660円+4,900円 合計13,560円 | 1時間15分+40分 合計1時間55分 (乗り継ぎ時間入れず) |
❸・関空→鹿児島(ピーチ) ・鹿児島空港→鹿児島港(バス) ・鹿児島→屋久島(高速船 ) | 5,580円+1,300円+8,100円 合計14,980円 | 5,580円+1,300円+8,100円 合計14,980円 | 1時間45分+54分+2時間30分 合計5時間9分 (乗り継ぎ時間入れず) |
※2020/3/8調べ。調べる時期により値段が変動することがあります。
※同日の最安値で計算しておりますので、搭乗時刻によっては、値段が変わります。
※高速船の運賃は、往復割引適用された金額を2で割って記載。
大阪から屋久島までの 3つの行き方 ポイントと注意点

ここで、少しだけ屋久島ならではの、注意点をご紹介させてください。
それは、
屋久島への全ての交通(飛行機・高速船・フェリー)は、荒天のため、欠航することが珍しくないということです。
また、台風・豪雨・積雪時は、屋久島へ行っても、トレッキングなどのアクティビティーができません。
ですので、行き方を検討する際は『欠航したらどうするか?』ということや、『屋久島へ行くことをキャンセルする場合。』のことまで、考慮に入れて予約するべきです。
解決策としては、キャンセルできるパッケージツアーがおすすめ。
❶伊丹→屋久島(JAC)

直航便は、大阪国際空港(伊丹)のみの発着です。フライト時間は1時間45分です。
メリットは、もちろん乗り継ぎがなく快適なこと。シーズンを選べば、最安値で屋久島へ行けます。
デメリットは、席数の少ないプロペラ機、しかも1日1便のため、すぐ満席になること。逆にハイシーズンならば、LCC+高速船の2倍ほどになります。
とはいえ、最大のメリットは、直航便が欠航した場合の対応が良いこと。(キャンセルや、鹿児島経由への変更など。)
❷伊丹→鹿児島(JAL or ANA)
鹿児島→屋久島(JAC)

鹿児島を経由する場合は、伊丹から1日7便前後の発着があるので、時間的選択肢が増えます。フライト時間は1時間15分程です。
利用できる飛行機は、JALとANAの2社。時間もお値段もほぼ同じです。
どちらが良いかといえば、鹿児島からはJAL系のJACに乗り継ぐので、同じ航空会社のJALの方が乗り継ぎがスムーズです。
また、JACが遅延や欠航していた場合の対応も、同じ系列会社なら便の変更も可能です。
特別ANAを利用しなければならない理由がないなら、JALで統一しておくのが懸命です。
ANAを利用する場合は、鹿児島空港へ到着後は、JAL乗り継ぎカウンターへ行き、『乗り継ぎ手続き』が必要です。
到着ゲートからJAC搭乗ゲートまでは、同じフロアーですが、離れています。乗り継ぎ時間に余裕を持ちましょう。
到着後、手荷物は預け直す必要はありません。ANA→JACでも、そのまま屋久島まで運んでもらえますので、手荷物については問題ないでしょう。
❸関際国際→鹿児島(ピーチ)
鹿児島空港→鹿児島港(バス)
鹿児島→屋久島(高速船 )

関西国際空港から鹿児島へは、LCC(ピーチ)のみです。所要時間は1時間15分で、上述のJALやANAと同じです。
伊丹空港よりこちらの空港の方が最寄りなら、関西国際空港を利用するのも、考慮に入れてもよいかもしれません。
メリットは大阪方面から鹿児島へ入るなら、最安値で行くことが可能な点です。
デメリットは、キャンセルや変更が難しい場合が多いこと。(ご自身が予約する、予約サイトでご確認ください。)
高速船への乗り継ぎには、バス移動が必要(空港バス 54分、片道1,300円)で、さらに乗船時間は2時間30分前後かかります。
高速船のメリットは、値段の変動がないこと。比較的直前でも空席があること。ですので、直前利用なら、お値段と労力とのバランスで、高速船を選んでも。
さらに詳しい鹿児島から屋久島へのアクセス方法の比較については、【鹿児島から屋久島へ】3つの行き方(❶飛行機❷高速船❸フェリー)をご紹介!でご紹介しています。
おすすめの屋久島旅行の仕方

冒頭でもお伝えしましたが、屋久島は荒天で直航便の遅延、欠航が多いところです。
また、台風時などは、『屋久島へ行っても何もできない』ということもあります。
ですので、できれば最初からリスクの少ない方法を選んでおくと安心です。
おすすめは、JAL便利用のツアーにすること。価格は、個人手配と同じか、お値打ちかくらいです。
また、『縄文杉トレッキング』や『白谷雲水峡トレッキング』も一緒に、一括予約ならJALパックもおすすめです。こちらは、個別手配よりお値打ち。
上述のおすすめするツアーなら、もしJACの遅延や欠航があった場合は、即座に対応が可能です。
また、電話1本でツアーをキャンセルすることもできて便利。(条件を満たせばキャンセル料は発生しません。)
そもそも、最初の予約も一括で済みます。
個人手配の注意点
これに対し、個別で予約手配していた場合はちょっと大変です。
その場で、変更やキャンセル対応を飛行機、宿、レンタカーなど、それぞれに連絡し、変更やキャンセル対応をしなくてはなりません。
また、キャンセルできない場合もあるので、予約時に、個々に確認しておく必要もあります。
大阪発のツアー比較

『なんとなく、JAL利用ツアーがいいのは分かったけど、いきなりJALツアー申し込めないな〜。』と言う方へ。
JAL以外のツアーと比較もしてみましたので、よろしければおすすめ5社【大阪発】屋久島ツアーを比較してご紹介!も参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。屋久島への、大阪国際空港(伊丹)と関西国際空港を利用しての、行き方比較をご紹介しました。
さらに直航便、JAL、ANA、LCCを利用した場合の注意点やアドバイスも盛り込みました。
ちなみに、筆者は中部圏出身ですが、中部国際空港(セントレア)はJAL便の就航がないため、伊丹空港をよく利用させていただいてます。^^;
ぜひ、参考にしていただき、ご希望にあった屋久島旅行をなさってくださいね。
みなさまのお役に立てばば幸いです。
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