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こちらでは、屋久島のパワースポット(?)牛床詣所をご紹介します。
実は2023年のジブリ作品「君はどう行ききるか」のエンディング曲である米津玄師さん「地球儀」のMVにもある場所です。
場所は白谷雲水峡へ行く途中にありますので、時間があれば足を伸ばしてみるのもよいかもしれませんね。
ということで、今回は、牛床詣所へ実際に行ってみた体験談(レビュー)をご紹介します!
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。
11歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
まずは、行き方(アクセス)のご紹介から。
場所は、宮之浦エリアから白谷雲水峡への道の途中にあります。
簡単にご紹介しますと、
県道594号線をまっすぐ山へ向かって進みます。
川を渡ってすぐに道が分かれています。
少し登れば、以下の写真の看板があります。
看板を左へ進みます。
黄色「牛床詣所」と書かれた、黄色い看板が見えます。
道は一本なので、間違わないと思います。
そのまま道なりに進むと、左側に牛床詣所の緑色の看板が見えますので、そこが駐車場です。
ちなみに料金などはかかりません。(というか、屋久島に駐車料金がかかる場所はありませんのでご安心を。)
そのまま、アスファルトの道は続きますが、くれぐれもスルーしないように気をつけて。
緑の看板の前のスペースに車を停めて、歩いて牛床詣所へ。
もし、牛床詣床へバスで行きたい場合は、白谷雲水峡行きのバスに小原町で乗り換え、次の「牛床公園」で下車してください。
あとは、上述の道を歩いて行きます。
ただ、バスが頻繁にあるわけではないですし、周辺も何もありませんので、レンタカーで行くことをおすすめします。
(歩いて白谷雲水峡へ行くのは現実的ではないですし、宮之浦集落へ戻るのも歩けば時間がかかります。)
車を降り、少しあるくとこちらの写真の看板が・・・
看板に何やら書いてありますね。^^;
ちょっと(?)だったので、こちらの看板の意味を調べてみました。
看板には以下の内容が書かれています。
神は人の敬により威を増し、人は神の徳により運を添う
意味を解説しますと、
神様の威光(いこう)や御神威(ごしんい)は、人々の敬意や崇敬によって高まります。
人が神様から運や生命を与えられるのは、神様の徳によるものであり、神と人との関係が重要なのです。
私達が神様をより深く敬うほど、受ける御利益も大きくなります。
という内容です。
なるほどですね。
つまり、「人が神様を敬い大切にすれば、神様は私達人間に運を与えてくださる。」ということです。
神様を大切にする気持ちがあればご利益があるということ。
この看板から「牛床詣所」がパワースポットと言われる所以なのかもしれませんね。
ということで、まあ、ともかく先へ進みましょう。
上述の看板を横切りそのまま進みますと、いよいよ牛床詣所です。
シダやクワズイモが茂る小道を進むと、鳥居が見えてきます。
進むと先には、木製の鳥居があります。
鳥居には「大山神」と書かれています。
更に進みますと、牛床詣所の役割や意味が掲載された看板が左手にあります。
そのまま進むとすぐに、石の苔むしたお社が。
お社の横に佇む仁王様?も苔むしていますね。
このシルエットは、宮之浦にある益救神社(ヤクジンジャ)にある仁王様とよく似ています。
そしてそのまま奥を見ると。。。
更にたくさんの苔むした小さなお社が並んでおり、なんとも不思議な空間をつくっています。
ここのスポットは、米津玄師さんの地球儀のMVで使われていましたね。
屋久島の「牛床詣所」はここまでとなります。
さて、なんとも不思議な場所ですが、なぜ、このような場所ができたのか?
ちょっと気になりますよね。
ということで、次は、こちらの「牛床詣所」についてご紹介します。
「牛床詣床の由来」が書かれた看板を読むと、屋久島の宮之浦の山岳信仰による「岳参り」に使用する場所ということが記されています。
「岳参り」とは、約500年前から続く各集落の代表者(男性)が前岳と奥岳に登り、山の神々に感謝と平和を祈願する屋久島の行事です。
宮之浦集落の岳参りでは、こちらの「牛床詣床」が聖地とされ現在も使われており、岳参りを許されない女性や子供は、この場所で岳参りをする代表者を待ちながら祈願をします。
ちょうど「千尋(せんぴろ)の滝」の手前の神社と同じですね。(千尋の滝は原集落の聖地で、集落によって、「詣でる山」も「聖地」も異なる点が、屋久島山岳信仰の特徴。)
そして、この小さな石塔たちには、疫病退散や大漁祈願、安全祈願などそれぞれに祈りの意味がこめられており、六十余基ほど奉納されています。
また中央にある石塔は「彦火々出見尊(山幸彦)」を表しているそうです。
そう宮之浦の益救神社は『山幸彦』である『天津日高彦火々出見尊』(あまつひこひこほほでみのみこと)を祀っていましたよね。
微妙に漢字が違うのは、山岳信仰から法華宗(日蓮宗)へと移り変わった証だと、看板に説明されていました。
今回ご紹介した「牛床詣床」は、白谷雲水峡へ行く途中にありますので、少し時間を早めに出発して白谷雲水峡へ行く前に寄って行くというのがおすすめです。
また、近くには「ゆのこの湯」の温泉施設も近いので、こちらと一緒に行くのもよいかもしれません。
ちなみに牛床詣床は、夜は真っ暗なので危ないため、必ず朝から夕方までの明るいうちに行くことをおすすめします。
白谷雲水峡への行き方はこちら
また、その他のパワースポットと言われている場所へ行きたいなら、益救神社がおすすめです。
というか、個人的には屋久島のパワースポットは、益救神社だけだと思っております。(え?ですよね笑)
なぜなら、郷土史資料などの文献をしっかり調べると、その他はあまりパワースポットと言われる根拠がないことが分かるからです。
ということで、こちらの「牛床詣所」は、宮之浦集落の方たちにとっては、岳参りの拠点として大切な場所であることには変わりないのですが、ならば、その他の集落の聖地とされる拠点もパワースポットですよね。
でも、その他の集落の岳参りの聖地は、特に「パワースポット」とは言われていないので、なんとも腑に落ちていない私です。^^;
どなたか真相をご存知なら、お知らせくださいませ。
こちらのドライブマップには、牛床詣床は入れていませんが、益救神社の前後に入れると良いかと思います。
宮之浦エリアのおすすめの宿・ホテルは屋久島【宮之浦の宿/ホテル】私のおすすめをご紹介!でご紹介しています。
宮之浦エリアの食事スポットは、実食レビュー【屋久島 宮之浦エリア】ランチ&食事スポット おすすめ9店をご紹介(地図あり)でご紹介しています。
いかがでしたでしょうか。
今回はパワースポットと紹介される「牛床詣所」についてご紹介しました。
「牛床詣所」は、宮之浦集落の方たちにとっては、現在も岳参りにも利用する神聖な場所。
苔むしたお社は、屋久島ならではかもしれませんね。しかも六十余基ほどもある石塔は圧巻です。
周りに何もないので、もし行くのであれば、レンタカーがおすすめです。
また、宮之浦エリアのパワースポットや、宿、食事スポットなども、併せてご紹介しましたので、ぜひ観光にお役立てください。
こちらの記事がみなさまのお役に立てば幸いです。
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