JALマイルを利用して126,000円も安くなったってどういうこと?なんで安くなるの?利用方法は?
屋久島旅行高くて困ってます。安くなる方法知ってるなら教えて。
といった疑問にお答えします。
家族3人の航空券が126,000円も、なぜ安くなったかというと、JALの『おともdeマイル』割引きを利用したからなのです。
『おともdeマイル』とは、JALマイルを利用して受けられる、『JALのお得なグループ割引き』のこと。
家族やグループ(2名〜4名)で飛行機旅行をするなら、正規に飛行機を予約するよりもグッと格安になります。
グループでといっても2〜4名までなので、1人旅でなければ利用できるということですね。
実際、我が家(大人2+子供1)も『おともdeマイル』利用して、【屋久島⇄大阪】普通料金往復178,000円のところを、たった52,000円の現金持ち出しだけで利用してます。
ということで、今回は屋久島旅行へ格安で行くための『おともdeマイル』割引きをご紹介します。
私が書きました
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。
11歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
→屋久島ファンをもっと詳しく
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おともdeマイルとは?利用の条件
まずは、『おともdeマイル』を利用する前に、『おともdeマイル』とはどんなサービスかを知っておく必要がありますよね。
ところで『マイルってなんだっけ?』という方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご紹介します。
マイルとは
マイル(マイレージサービス)とは、大手航空会社(JALやANAなど)のポイントサービスのこと。
飛行機に乗るとマイルというポイントがたまります。
たまったマイルは航空券の割引きに適用できます。
なるほど、『マイルは航空会社のポイントサービスのことね。』と分かりましたね。
では『おともdeマイル』とはどのような割引きサービスなのでしょうか?
『おともdeマイル』とは
『おともdeマイル』とは、【代表者JAL会員の10,000マイル】+【同行者3名までで往復とも同じ飛行機に乗る】と安くなる2〜4名の『割引きサービス』のことです。
ややこしす過ぎるので、もう一度整理しますと、
JALのおともdeマイルの利用できる条件
- 代表者がJMB(JALマイレージバンク)会員で10000マイル持っている。
- 代表者を含む2名〜4名までのグループで往復とも同じ飛行機に乗る。
- 支払いはクレジット決済のみ。
※JMB(JALマイレージバンク)会員→JALの無料で入ることができる会員サービス
JALマイレージバンク新規入会詳細【公式サイト】
となります。
このサービスを利用して飛行機に乗れば、トータルのお値段をかなり抑えられるということなんです。
屋久島旅行だとどのくらい格安になるか?126,000円安くなった内訳
それでは屋久島旅行の場合に、具体的にいくら格安になった例をご紹介します。
今回は「大阪伊丹空港~屋久島空港間」の実際我が家が利用したケースでご紹介します。
夫婦大人2名と小学生の子供の家族3人で『屋久島から大阪』へ旅行に行った時のケースです。(我が家は屋久島在住の為。)屋久島へ旅行に来られる方も出発場所が逆になりますが同じです。
先に結果的にいくらかかったかを申し上げますと、
『屋久島〜伊丹』 往復 家族3人でのおともdeマイル利用時の内訳
【屋久島〜伊丹】 往復の飛行機で、私:10000マイル、夫:26000円、子供:26,000円
合計:10000マイル+52,000円
で家族3人が屋久島〜大阪伊丹を往復できてしまいました。
この「大阪伊丹~屋久島」路線は1日1便だけ&座席数の少ないプロペラ機。運行はJAL系のJAC(日本エアコミューター)のみの就航で、基本料金は比較的高めに設定されています。
実は、屋久島への直行便(JAC)は早割や株主優待でチケットをとっても、それほど安くならない路線なのです。
MEMO
屋久島への直行便(JAC)は、鹿児島、福岡、伊丹の3空港からのみの就航です。
JALの公式ページで運賃を検索してみると、それぞれの大人片道運賃は以下の通り。
例えば上記の例だと、
普通運賃 | 38,400円 |
往復割引 | 34,900円 |
ビジネスきっぷ | 34,550円 |
先得(28日前) | 27,800円 |
おともdeマイル | 13,000円 |
株主割引 | 19,200円 |
と、おともdeマイルの安さが際立っていますね。
ここで注目していただきたいのが、飛行機のチケットの格安運賃設定である『先得割引よりも安い』ということです。
28日前までの予約で適用される先得割引27,800円よりも、『おともdeマイル』運賃の13,000円が圧倒的に安いと言う結果になりました。
最安値であるウルトラ割引との比較
さらに、『先得割引』のタイプには最大の割引率を誇る『ウルトラ割引』というのがあります。
搭乗日の75日前までの予約購入で適用される料金体系ですが、こちらも調べてみると、
『ウルトラ先得』ですら片道15,960円という値段です。
『先得』に比べて『ウルトラ先得』のほうがさらに安くなりますが、こちらも『おともdeマイル』の片道料金の方が安いという結果になりました。
これを知ってしまったら、もう『おともdeマイル』を利用するしかないですね。
追記
※ 2021/3 現在 おともでマイルの金額は13,000円→13,460円になっています。
※ 2021/3 現在 ウルトラ先得の方が値段が下がっています。
(ですが、やはり『おともdeマイル』利用時がトータルでは安くなります。)
大人2人と子供1人で差額を計算してみました。
『JALおともdeマイル』が格安なのが分かってきたところで、我が家の家族構成で、「大阪伊丹〜屋久島」間をそれぞれの運賃でシュミレーションして、差額を出してみました。
①おともdeマイル
私:10000マイル+夫:26000円+子供:26,000円
合計:10000マイル+52,000円
②普通往復運賃
私:69,800円+夫:69,800円+子供:38,400円(小児料金)
合計:178,000円
③先得運賃(28日前)
私:53,320円+夫:53,320円+子供:38,660円(小児料金)
合計:145,300円
④ウルトラ先得(75日前)
私:39,920円+夫:39,920円+子供:38,660円(小児料金)
合計:118,500円
| 利用マイル | 支払い金額 |
おともdeマイル | 10000マイル | 52,000円 |
普通往復運賃 | 0マイル | 178,000円 |
先得 | 0マイル | 145,300円 |
ウルトラ先得 | 0マイル | 118,500円 |
結果、現金の支出部分だけみると圧倒的におともdeマイルが格安と言う結果になりました。
一番高い『普通往復運賃』178,000円との差額はなんと 126,000円!
言い換えるなら10,000マイルが、126,000円の価値と同じということです。
恐るべしマイルの力!
おともdeマイルの使い方
次は、『安くなるのは分かったけど、それどうやって使うの?』ですよね。
『おともdeマイル』の使い方は簡単です。まずは、予約できる期間か確認しましょう。
(搭乗日2か月前9時30分から搭乗日の4日前の23時59分までOK。)
グループ全員分を、同時にお手続きしなければなりません。まずは、その情報(名前・年齢など)を準備します。(購入後の同行者の追加はできません。)
おともdeマイルの予約の手順
予約、購入はJALホームページ・モバイルサイトのみです。(電話受付はありません。)
❶ログインして希望の路線を探します。
1つの便に対して色々な割引きサービス適用をした金額が並んでいます。
❷その中の『おともdeマイル割引き』を選んで予約購入すればOKです。
ご自身のアカウントでログインすれば、支払いの手続きの際に、保持しているマイルから支払いへ充当できるようになります。
知っておきたい『おともdeマイル』利用のルール
格安な『おともdeマイル』料金システムですが、安いなりに守らなければいけないルールがあります。
『おともdeマイル』利用のルール
- 自分都合のキャンセルに弱い
- 基本的に便の変更ができない
- 往復とも同一空港を利用しなければならない
- 子供料金の設定がない
- 予約可能期間のみの利用可能
順番にご説明していきます。
❶自分都合のキャンセルに弱い。
購入後に自分都合でキャンセルをすると、けっこう損失が大きいです。以下にまとめました。
- 代表者の支払ったマイルの10,000マイルの払い戻しがない。
- 同行者の運賃の50%しか帰ってこない。
- 往路を出発してしまった後だと、復路の払い戻しはない。
できるだけキャンセルが無いようににしたいですね。
❷基本的に便の変更ができない。
予約購入後は便の変更は出来ません。
※ 例外として飛行機搭乗当日に空港カウンターで予定便より早い便に空きがあった場合に、搭乗する人全員一緒なら変更ができます。
(大阪伊丹空港〜屋久島空港便は1日1便しかないのでこの例外が適用される余地はありませんが・・^^;)
❸往復とも同一空港を利用しなければならない。
出発空港と帰着空港が同じ空港でなければなりません。
ただし、以下の場合は例外で、札幌(千歳・丘珠)、東京(羽田・成田)、大阪(伊丹・関西)は同一空港とみなしてくれるようです。(例:往路「羽田→伊丹」・復路「関西→羽田」)
❹子供料金の設定がない。
たとえ子供料金の方が安かったとしても、安い子供料金の適用はなく大人も子供も同じ料金です。
❺予約可能期間と適用除外日がある。
予約可能期間は復路出発日の2ヶ月前から、往路便出発日の4日前まで。
飛行機の利用が集中するお盆や年末年始などはおともdeマイルが利用できない期間があります。
詳しくは公式ページの『設定期間』に記載されています。
→JALおともdeマイル 設定期間
❻『おともdeマイル』が座席は少なめ。必ずしも早く予約すれば良いというものではない。
屋久島便は席数が少ないこともありますが、直前でも空きが出る可能性はアリです。
いつも『おともdeマイル』の空席状況を見ていると^^;、どうやら座席に余裕がある便だと「おともdeマイル」で利用できる運賃が予約可能になるようです。
屋久島のおともdeマイル情報
これだけお得な料金システムですから、空き座席があればいつでも予約可能な訳ではなく、座席に余裕のある季節や便に限って利用できるのでしょう。
とはいえ諦めるにはまだ早いです。
2ヶ月前に見たときは『おともdeマイル』設定がなかったとしても、2〜3週間前に見てみたら、座席に空きがあったということも何度かありました。
さらに予約期限ギリギリの4日前になって空きが出てくるケースも。
JALのホームページをこまめにチェックするのがお勧めです。
たくさん早く10,000マイルをためる裏ワザ的方法
これまでのご案内で、『おともdeマイル』のコストパフフォーマンスの良さは圧倒的ということがお分かりいただけたと思います。
この『おともdeマイル』の割引システムを利用するには、マイルを10,000マイル持っている事が鍵となります。
といっても、『マイルをたくさん貯められる人は、出張や海外旅行でたくさん飛行機に乗る人だけでしょ?』と思うかもしれません。
ですが、飛行機に乗らずとも効率よくマイルを貯められる方法があるんです。
こちらの、私が実践しているウラ技でJALマイルをためて格安で屋久島へ行く方法で具体的な方法をご紹介しますので真剣にためるつもりの方は是非ご覧ください。
初めての方ほどマイルを貯めやすいです。これなら屋久島だけでなく毎年家族で海外旅行も夢じゃありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?『おともdeマイル』について、利用の仕方やどのくらいお得になるか、また注意点などについて詳しくご紹介しました。
『おともdeマイル割引き』を初めて知った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お得さの度合いはピカイチと言ってもよい料金システムです。
実際、我が家はこのおともdeマイルのおかげで、大きな出費を伴わずに何度も屋久島から家族旅行や実家に帰省する事ができています。
みなさんは、各地から屋久島へいらっしゃることになるので逆になりますが、是非参考にしていただき格安で屋久島へいらしてくださいね。
マイルをたくさん貯められる我が家イチオシのクレジットカードについては以下をご覧ください。
→SPGアメリカン・エクスプレスカードで格安に屋久島へ行こう!