男性【屋久島トレッキング服装】夏(6月/7月/8月/9月中旬)
こちらでは、屋久島の夏(6月〜9月中旬)にトレッキングする場合の男性の服装をご紹介します。
具体的なコーディネイトだけでなく、おすすめのアイテムをご紹介します。
何を選んだらよいかお困りの方なら、アイテムごとに1点づつ選んでもOK。屋久島トレッキング夏コーデが出来上がります。(^^)
また、手持ちのアイテムが使えるかの参考にもなると思いますので、ぜひご覧ください。
10年以上、屋久島で観光業に携わっています。
元々旅行者だった筆者ですが、2006年から屋久島へ移住。
14歳の娘と夫の3人暮らし。 東京、名古屋に在住経験あり。
→屋久島ファンをもっと詳しく
男性【屋久島トレッキング服装】夏のポイント
夏の屋久島の標高1,000m付近(縄文杉、白谷雲水峡、ヤクスギランド)の気温は15.6℃〜26.2℃くらいです。
標高1,000m付近は、屋久島の里地より−6℃。山に入ると避暑地のように涼しく感じますが、歩けば暑く、たくさん汗をかきます。
もし、屋久島の年間の気温と服装を「季節ごと・月別」で知りたい方は、【気温&月別】屋久島の服装「普段着と登山用」まるっとご紹介!ユニクロがNGなワケを参考になさってください。
屋久島の縄文杉などの標高1000m付近の年間の気温
屋久島の主なコースの標高
- 【縄文杉コース】標高600m〜1,300m
- 【白谷雲水峡コース】標高600m〜1,000m
- 【ヤクスギランドコース】標高1,000m〜1300m
屋久島の標高1,000m付近の気温 | 最高気温 | 最低気温 |
1月 | 9.4 | 3.0 |
2月 | 11.1 | 5.5 |
3月 | 11.5 | 5.6 |
4月 | 17.7 | 11.1 |
5月 | 19.6 | 14.2 |
6月 | 21.3 | 15.6 |
7月 | 24.8 | 17.6 |
8月 | 26.2 | 18.2 |
9月 | 23.6 | 17.6 |
10月 | 20.0 | 14.6 |
11月 | 15.6 | 9.6 |
12月 | 11.7 | 6.2 |
屋久島の「年間の天気と気温」ページでは、屋久島の天気の特徴やなぜ雨が多いかについてご紹介しています。もっと詳しく知りたい方はご覧いただくと納得かと思います。
屋久島は年中『日差し』と『雨』に注意するべし
また屋久島は、日差しが強く、晴れると急激に気温が上昇します。紫外線対策もしっかりしましょう。
ですが、山で早朝や雨に濡れた時などは、寒さを感じることもあります。ですので臨機応変に対応できる服装が必要です。
ということで、屋久島のトレッキングの基本は、暑ければ脱ぎ、寒ければ着ることができる『重ね着スタイル』がおすすめ。上手く天気と気温に対応しましょう。
上:アンダーウエア(下着)+半袖のTシャツ(ベースレイヤー)+羽織り(ミドルレイヤー)+レインウエア(アウター)
下:速乾性のロングパンツor速乾性のハーフパンツ+タイツ
トップスは、暑ければ1枚で着られるベースレイヤーのみにしても。
またミドルレイヤーは、レインウエア(アウター)で代用してもOKです。
好みやその日の天気で調節してください。
ユニクロやワークマンは運動目的につくられたアイテムならOKでもカッパはNG
ユニクロやワークマンは運動目的につくられたアイテムならOKです。
ちなみに、ユニクロのヒートテックは、屋久島のトレッキングにはNGです。(←筆者の経験より)
また、ワークマンのカッパは100%NGです。
→ユニクロやワークマンのアイテムについて屋久島ガイドさんが使ってみた証言
もし、ゴアテックス製のレインウエア(カッパ)は、2万〜5万ほどかかりますので、準備が難しいならレンタル付きのガイドツアーへ参加する方法もあります。
それではそれぞれの具体的なアイテムをご紹介していきます。
屋久島トレッキング服装【男性】夏のおすすめアイテム紹介
アンダーウエアー(下着)
屋久島のトレッキングは、レインウエアを着ることが多いのですが、雨に濡れなくても、レインウエアの中で全身汗で濡れます。
アンダーウエア(下着)は、素早く汗を外に逃し、肌をドライに保つ役割がありますので、アウトドア用の着用をおすすめします。
ベースレイヤー
ベースレイヤーの素材や大きく分けて3つあります。
❶化学繊維❷天然繊維❸化学繊維と天然繊維の混紡(ハイブリッド)
特徴は以下の通りです。
- 化学繊維・・・軽量で通気性が高く吸水速乾性に優れています。(ポリエステル、ナイロンなど)
- 天然繊維・・・保温性が高く汗冷えしにくい素材。(ウール、シルクなど)
- 化学繊維と天然繊維の混紡・・・ウールの長所を残しながら、化学繊維で強度や速乾性を補強したもの。(ハイブリッド)
屋久島で夏の一番おすすめは、❷の半袖です。
理由は濡れても冷たさを感じにくく、臭いもしにくいから。短所は、肌が弱いひとにはチクチクが気になることも。また、破れやすく、お値段も高めです。
なので❸の方が扱いやすく、着やすいかもしれません。
もちろん❶でも全く問題なしです。とにかく速乾性のアイテムを選びましょう。
❶化学繊維素材
❷天然繊維80%以上
❸ハイブリッド素材
ミドルレイヤー
6月、7月、8月の屋久島標高1,000m付近の最低気温は15.6〜18.2℃くらいです。アウター(レインウエア)で代用可能です。
7・8月の真夏は、保温着のミドルレイヤーは利用するシーンが減ります。
ベースレイヤーとのバランスをみて考えましょう。(『ベースレイヤーをノースリーブ』+『ミドルレイヤーとしてでシャツを羽織る』など。)
ロングパンツ
速乾性、ストレッチ性、撥水性、があるものにしましょう。
アウトドアアイテムでも、普段着に使えるデザインのものも多く出ています。
ショートパンツ+タイツ
タイツがない方が涼しいように思うかもしれませんが、速乾性のアイテムなら履いている方が快適かも。
膝に自信のない方は、サポートタイツが強い味方に。
アウター(レインウエア)
必ずゴアテックス製で準備します。ミドルレイヤーは省略しても、こちらは屋久島では省略不可です。
レインウエアは、アウターとしての役割も果たしてくれます。命を守る大切な装備です。
ゴアテックスとは、アメリカで開発された特殊技術を使用してつくらる素材(生地)のこと。
ゴアテックスの一番の特徴は『防水透湿』の機能です。
『防水透湿』とは、外からの雨は防ぐが、内側から出る汗や水蒸気は外に逃がすことができる機能で、ゴアテックス素材にしかない機能です。今や医療分野にも広く利用される特殊素材です。
厳しい品質基準をクリアしたゴアテックス製品には、必ず黒いタグが付けられ(別ブランドのものでも、ゴアテックス製品には同じタグが付きます。)その他の素材でつくられた商品とは区別されます。
『防水透湿』以外の機能としては、『防風性』や『保温性』があるので、アウターとしての機能も期待されます。
最近は素材が進化し、軽量化や耐水性、丈夫さなどが追求され、より快適に利用しやすくなっています。
くつした
夏でもウール素材で厚めがよいです。我が家は全員オールシーズンウール靴下を履いています。ベタつかず快適。
帽子
屋久島は緯度が本土より下がるので、日差しがかなり強め。
夏は必ず日差し対策が必要です。
てぬぐい
『女子じゃないんだから手ぬぐいなんて。』と思うかもしれませんが、あればかなり便利です。
汗や雨など、何かと(?笑)拭きたくなるシーンがあります。
屋久島トレッキングにおすすめのトレッキングシューズ
縄文杉や白谷雲水峡などの日帰りトレッキングならば、ソールはやわらかめでOK。泊まり登山で荷物が重くなる場合はかためで。
滑りにくく、防水性のものが望ましいです。できるだけご自身の足に合ったものを。
屋久島トレッキングツアーおすすめを比較してご紹介
屋久島トレッキングツアー ガイド付きおすすめ5社比較(縄文杉・白谷雲水峡)では、屋久島トレッキングツアーおすすめ5社を比較してご紹介します。
もしガイドさんはいらないということなら、屋久島ツアー「現地フリー」おすすめ5社比較(JAL/楽天/ジェイトリップ/JTB/じゃらん)からお選びいただき、直行便欠航リスクを減らして旅するといいですよ。
屋久島トレッキングの服装のその他の季節はこちら
屋久島トレッキングの服装の気温や天気などの情報を交えながら、屋久島トレッキング服装×天気×気温「縄文/白谷/ヤクスギランド」ユニクロNGのワケとは?では、その他の季節の服装もご紹介します。
屋久島のトレッキング情報まとめ
屋久島の日帰りトレッキングについて、ガイドなしでも行けるように、ガイドなしなら必要な「屋久島トレッキング」情報をまとめてみました!では、必要な手配や、持ち物、レンタルなど網羅的にまとめています。
まとめ:男性【屋久島トレッキング服装】夏(6月/7月/8月/9月中旬)
いかがでしたでしょうか。屋久島の『夏トレッキング(6月〜9月中旬)』の『男性の服装』のご紹介をしました。
ユニクロについては、『スポーツ利用を目的につくられたアイテム』ならOKです。
ですがやはり、アウトドアメーカーのアイテムの方が機能性や着心地が良いのは確か。
あとは利用頻度とおサイフと相談してください。(笑)
ぜひ参考にしていただき、楽しい屋久島トレッキングをなさってくださいね。
皆様のお役に立てば幸いです。